広島中央署現金盗難事件は自殺した警察官が関与していたことで幕引き

広島中央署(広島市中区)で2017年に広域詐欺事件の証拠品8572万円が盗まれた事件で、盗難の発覚後に死亡した広島県警の警察官の男が犯行に関与していた疑いが強まったとして、県警がこの男を容疑者死亡のまま窃盗の疑いで書類送検する方向で関係機関との調整に入っていたことが分かった。

男は生前に受けた県警の事情聴取で関与を否定し、物証も見つかっていないが、県警は状況証拠を積み重ね、犯行に関与した疑いが強いと判断した模様。

捜査関係者によると、県警は17年2月に詐欺事件の関係先から8572万円を含む現金約9千万円を押収し、広島中央署の会計課の金庫で保管していた。男はこの事件の捜査に関わりがあり、押収金の存在を知っていたという。

17年5月8日に現金の盗難が発覚した後、県警は金庫に多額の現金があることを知る内部の人物による犯行とみて捜査。この男が競馬にのめり込み、同僚たちに数千万円の借金をしていたことが分かったほか、現金盗難の発覚後に借金を返していたことも判明した。

県警は任意で事情聴取し、当時の自宅などを家宅捜索したが、男は現金窃盗への関与を否定。関与を裏付ける具体的な証拠も見つからなかった。その後、男は家で死亡しているのが見つかった。遺書は見つかっておらず、死因は不明という。

県警はこの男のほかにも詐欺事件の捜査に関わった署員や会計課の職員、OBたち約600人に聞き取りをし、金融機関の口座を中心に約6万件の照会をして金銭の出入りも調べた。捜査関係者によると、これらの捜査対象者を調べた結果、この男以外に関与の疑いが強い人物はいなかったという。

県警はこうした状況に加え、動機面の事情や口座の出入金の状況、会計課の金庫に多額の現金があることを知っていたこと等、さまざまな状況証拠を積み重ねることで、この男の容疑を裏付けできたと判断し、容疑者死亡で書類送検する方向で警察庁や検察庁との協議に入っている。

また、県警は知人などから嘘の口実で現金千数百万円をだまし取った疑いもあるとみて、詐欺の疑いでも書類送検する方向で調整を進めている。(中国)


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名無しさん  

今頃公表?
だいぶ前からわかっていただろ!

2019/02/21 (Thu) 12:28 | 編集 | 返信 |   

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