18年の中国地方「あおり運転摘発」203件、車内からレーザーで走行中の車間距離を計測

中国地方の高速道路と自動車専用道路で2018年に道交法違反(車間距離不保持)容疑で警察に摘発されたのは203件で、75件だった前年の2.7倍に増えたという。前の車に著しく接近するなどの危険な「あおり運転」が社会問題化する中、各県警は取り締まり強化や通報の増加が摘発の急増につながったとみている。

18年の各県警の摘発件数の内訳は、広島60件(前年比35件増)、山口9件(同8件増)、岡山133件(同84件増)、島根1件(同1件増)。鳥取は前年に続き、摘発はなかった。通報も増えており、「車間距離を詰められた」「パッシングされた」などと、広島県警に寄せられた18年の通報は1004件。464件の前年から倍増した。

広島県警は18年4月、あおり運転などの摘発に専従する特別取締係(4人)を高速道警察隊に新設。レーザー機器で車間距離を計測する新たな手法を導入した。朝夕など交通量の多い時間帯に高速道路をパトカーなどで巡回し、車内からレーザーで走行中の車の車間距離を計測。前の車との距離が近すぎる車を摘発している。

道警察隊の佐々繁真二副隊長は「機器を導入し、専従班を設けたことでより現場を押えやすくなった」と話す。

岡山県警高速隊はインターチェンジでの検問に使っていた時間を、あおり運転のパトロールに振り向け、取り締まりを強めている。

あおり運転は17年6月、神奈川県の東名高速道路で乗用車にあおられ、停車させられた夫婦が後続車に追突され死亡したのを機に社会問題となった。警察庁は18年1月、道交法に加え、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)や暴行など、あらゆる法令での摘発を視野に捜査を徹底するよう都道府県警に指示した。(中国)


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