矢沢永吉・威圧的な私設応援団を強制退会

ロック歌手矢沢永吉のコンサート会場での私設応援団による威圧的な行動を問題視して、事務所側が私設応援団の会長を強制退会させたという。日刊ゲンダイでは、この件と、過去に起きた35億円詐欺事件について書かれていたので、当時の報道も合わせて確認しておきたい。


矢沢永吉が苦渋の決断?長年のファン“出禁”踏み切った理由

1月21日、矢沢永吉(69)がコンサート会場で周囲を威圧するなどした“私設応援団”の総会長を強制退会させたことを公式HPで告げた。矢沢は熱狂的なファンが多いことで有名だが、目に余る行為を続けたファンを“出禁”にした格好だ。

「コンサート会場で彼らは、他のファンにコールの強要やあおり行為などを行っていたそうです。また、会場外では特攻服を着て大勢でたむろし、大きな旗を振り回したりするなど、常連ファンしか来られないような雰囲気に、事務所サイドは頭を悩ませていたようですね」(スポーツ紙記者)

矢沢といえば、ライブ活動を非常に大切にするアーティストとして有名。現在では当たり前のように行われているコンサートグッズ販売を成功させたパイオニアとしても知られている。

「会場でファンがタオルを投げる姿は恒例になっていますが、そのタオルにある『E.YAZAWA』のロゴなどを芸能人で初めて商標登録。アーティストの権利を確立していきました。今では当たり前となった肖像権なども主張したり、楽曲収入だけでなく、グッズなどからも利益が発生する仕組みをつくり上げたのです」(音楽関係者)

1998年には海外の不動産投資で35億円もの借金を抱えたものの、数年で完済。2012年には都内の一等地に15億円ともいわれる豪邸を建設できたのも、彼のビジネスセンスのおかげだろう。

「09年に矢沢さんは20年ほど所属した大手レコード会社から独立し、自主レーベルを立ち上げました。当時はまだネット配信などが少なく、レコード店などでは扱いが少ないインディーズでの活動は暴挙ではないかといわれていました。ですが、現在は音楽配信がCDに取って代わる勢いですし、アマゾンなどのレコード会社を通さない販売も確立しています。つまり、大手レコード会社に所属せずに活動する最近のアーティストの動きを、矢沢さんは先取りしたことになります」(レコード会社関係者)

矢沢が独立したころは国内では2億1000万枚ほどCDがリリースされたが、昨年は約1億4000万枚まで激減している。

「レコード会社は人気歌手の売り上げで新人を発掘するというビジネスモデルで成功してきたが、売れっ子歌手は、自分の売り上げは自分に還元してくれという思いが強い。矢沢さんの活躍を見た他の人気歌手も自主レーベルを立ち上げたいと思っているはずです。逮捕されたASKAも自主レーベルを作って成功している。今後、ますます歌手の収入源は、CDなどの販売よりライブなどのチケットやグッズ販売が主になってくるでしょう。だから矢沢さんは多くのファンを呼び続けるために、一部の暴走ファンの排除に踏み切ったのでしょうね」(芸能ジャーナリスト・浅見麟氏)


1998年 35億円詐欺事件

当時の新聞記事を見る前に、アサヒ芸能がネット版で「ロック界の大御所である矢沢永吉を襲った「35億円の巨額詐欺事件」。その第一報をスッパ抜いたのはアサヒ芸能だった。98年7月2日号のことである。この事件は2週連続で報道し、大きな波紋を呼んだ」と紹介しているが、それよりも前の98年6月22日に朝日新聞がこの事件を報道している。その内容は以下の通り。


【アサヒ芸能】
https://www.asagei.com/excerpt/72436


矢沢永吉さん詐欺被害35億円 豪のビル計画で

「永ちゃん」の愛称で知られる人気ロック歌手の矢沢永吉さん(48)がオーストラリアの保養地ゴールドコーストで進めていた高層ビル建設計画にからみ、巨額の詐欺・横領被害にあっていたことが21日、関係者の話で明らかになった。

矢沢事務所(東京・赤坂)によると、矢沢さんは録音スタジオなどが入った24階建てビルを建設するため、土地の購入資金などとして計31億円を出資したが、古くからの友人の現地責任者が、購入した土地などを無断で担保にして銀行融資を受け、返済できずに差し押さえられ、第三者に売却されてしまったという。

同事務所は今春、豪証券監視委員会(ASC)に被害総額35億円の詐欺・横領事件として告訴している。ビルの建設予定地はゴールドコースト一の人気を誇るサーファーズパラダイス地区の一角。(1998年6月22日 朝日)


矢沢永吉 詐欺事件


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