府中緑ヶ丘中3年生徒自殺問題で遺族側が損害賠償を求めて提訴

広島県府中町の府中緑ヶ丘中3年男子生徒(当時15)が2015年12月に、誤った万引記録に基づく進路指導後に自殺した問題で、男子生徒が命を絶ったのは学校側が誤りを見逃したまま進路指導を続け、希望する進路を閉ざしたのが原因として、遺族が同校を運営する府中町に慰謝料など約6700万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴したという。

訴状などによると、男子生徒は公立校を第1志望に、私立校を第2志望にした上で、私立校の専願受験に向けて準備を進めていた。

しかし、15年11、12月の学級担任教諭との5回の面談の際、万引の非行歴があるという誤った資料に基づき、「1年生の時の万引が原因で私立校の専願は認められない」などと指導された。

生徒は同12月8日にあった保護者と担任教諭との三者懇談会を欠席し、同日、自宅で自殺した。

遺族側は「別の生徒による万引だったのに、生徒指導の資料データに男子生徒の名前が誤って入力され、学校側はその誤りを見逃したまま指導を繰り返した」と主張。

男子生徒は受験直前に希望の進路を一方的に遮断され、自殺以外の解決方法が浮かばない状態に陥ったとする。

さらに、「理不尽な現実に直面し、不安感や絶望感などさまざまな負の感情を押しつぶされた男子生徒に、教員は的確なサポートをしなかった」と強調。注意義務違反の過失もあったと訴える。

町は、町としての責任を認識し、遺族に対して一定の補償が必要との方針で、代理人を通じて遺族側と協議を続けてきたとしている。(中国)

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