東京・大阪・九州から集まる「客引き」広島は儲かる?

広島市中区の歓楽街、流川・薬研堀地区で、広島中央署が風俗店に勧誘する違法な「客引き」の摘発に力を入れているという。そして「客引き」は県外から広島へ稼ぎに来ているケースが増えているという。県迷惑防止条例違反(客引き)容疑などで今年(18年)摘発したのは12月17日までに32人と、昨年1年間の8人の4倍に上る。風俗店の無料案内所などが組織的に客引きをしているとみられ、他県からの「出稼ぎ」や再犯者が後を絶たないという。

12月15日午後9時すぎ、中区流川町の路上で私服警察官5人に声を掛けたとして、中区の無職男(25)が同条例違反の疑いで現行犯逮捕された。男は他県から来たとみられ、同署の調べに「客引きのために最近来た」などと供述した。

同署が摘発した32人のうち、10代と20代が21人と全体の6割を占め、少なくとも全体の3割を超える11人は他県から来ていた。九州や関東からが多く、広島に来た理由を「広島が儲かると聞いた」などと説明。東京や大阪、福岡などと比べて広島は規制が緩いと話す客引きもいる。摘発した32人の中には、少なくとも7人の再犯者が含まれる。

同条例は常習の違反者に6カ月以下の懲役が50万円以下の罰金を科すと定めるが、同署によると、懲役刑になるケースはまれで、大半は略式起訴されて罰金刑で終わる。

客引きの横行が続く中、「店の前に客引きが集まっているので客が入らない」「客引きを取り締まって」などと、歓楽街の店や通行人からの通報は減る気配がない。

同署によると、18年は11月までに857件が寄せられ、既に昨年1年間の756件を上回っているという。


客引きの収入どのくらい

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広島中央署に11月、県迷惑防止条例違反(客引き)の疑いで現行犯逮捕された東京出身の20代男性は、多い月で100万円の収入があった、と明かした。「客引きの多くは、風俗店の無料案内書に雇われている」とも証言した。

男性は中学卒業以降、東京などで客引きを続け、最近、知人に誘われて広島に来た。ほぼ毎日午後9時から午前3時ごろまで働き、月の稼ぎは平均60万円ほどだという。

同署に逮捕された際は、新人に手本を示すために声を掛けた客が偶然、警察官だった。しかし、「リスクは承知の上」と悪びれる様子はない。罰金は20万円。「仮に捕まっても罰金だけ。支払っても儲けはかなりある」(中国)



広島市中区 繁華街


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