広島中央署盗難事件で2被告に7955万円追徴求刑、判決は執行猶予付3年罰金120万円

生前贈与をかたる広域詐欺事件に絡み、犯罪収益を資金洗浄したとして組織犯罪処罰法違反(犯罪収益の隠匿)罪で公判中の被告2人に対し、広島地検が約7955万円の追徴を求刑していたという。12月12日に予定される判決で広島地裁が追徴を命じた場合、広島県警が詐欺事件の関係先から押収した約9千万円が被害者救済の原資となる可能性が生じる。しかし、そのうち8572万円は広島中央署の金庫で保管中に盗まれたままのため、どう穴埋めするのか、県警は対応をせまられることになる。

地検によると、追徴を求刑されたのは埼玉県川口市、自営業桜井綾平(33)と東京都港区、会社役員伊達航多(36)の両被告。

少なくとも6人が現金をだまし取られたとされる詐欺事件の主犯格として、詐欺と同法違反の罪で公判中の中山和明被告(35)と晴山直彦被告(71)=同法違反罪で公判中=と共謀し、詐欺事件で得た事実を仮装するため、約7955万円を6つの金融機関の口座に振り込み、正当な取引の金と装ったとして起訴されている。

地検は11月上旬に地裁であった伊達、桜井両被告の公判で約7955万円のついて「中山被告らによる詐欺で得た金以外に考えがたく、全額が犯罪被害財産と認められる」と指摘。

晴山被告の口座に残っていた603万円の没収と差額7954万9398円の追徴などを求刑した。両被告は起訴事実を認めている。

12月12日の判決で、地裁が没収や追徴を命じた場合、国は被害回復給付金支給制度に基づき、追徴金などを原資に詐欺事件の被害者に現金を支給することができる。

地検は今後、中山、晴山の両被告にも没収や追徴を求刑するものとみられ、その判決でも追徴などが命じられれば国が4人の財産から現金などを回収し、被害者に渡すことになる。

詐欺事件を捜査してきた県警は昨年2月、中山被告の関係先から約9千万円の現金を押収。被害者への給付金の原資となり得るが、約9千万円のうち、8572万円は、保管先の広島中央署の金庫から盗まれていることが昨年5月に発覚した。

現在も容疑者は特定されておらず、現金も回収されていない。12月12日は晴山被告の求刑公判も予定されている。中山被告の求刑公判と判決は来年以降になる見通し。

裁判が進み、被害者の救済で盗難金の穴埋めが必要になる場合を想定し、県警は税金を使わない方法を検討しているとみられる。(中国)


詐欺の資金洗浄 2人に執行猶予付き有罪判決

12月12日、生前贈与をかたった詐欺事件でだまし取った現金を、実態のない会社の口座に移し資金を洗浄したとして、組織犯罪処罰法違反の罪に問われた2人に広島地方裁判所は執行猶予の付いた有罪判決を言い渡した。

埼玉県川口市の自営業、櫻井綾平被告(33)と東京・港区の会社役員、伊達航多被告(36)は、生前贈与をかたった詐欺事件で、主犯とされる被告と共謀し、だまし取った現金およそ8000万円を平成27年から28年にかけて、実態のない会社の口座に移し資金を洗浄したとして組織犯罪処罰法違反の罪に問われた。

12日の判決で広島地方裁判所の竹内大明裁判官は「主犯とされる被告らが高額の犯罪収益などを保持、運用することを容易にさせており、犯罪の結果は重い」とした一方、「捜査に積極的に協力した」などとして櫻井被告に懲役1年6カ月、罰金120万円、伊達被告に懲役1年2カ月、罰金100万円、いずれも執行猶予3年を言い渡した。

その上で、検察が求刑したおよそ8000万円の追徴金について、「2人は詐欺に関与しておらず、犯罪収益金の大部分は主犯とされる被告に渡っている」として、2人が得た報酬とほぼ同じおよそ79万円の追徴を命じた。(NHK広島)

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サボテン  
おもしろいのみつけました

事件の真相に迫っている面白いブログありますよ。
逮捕者みたいです
https://ameblo.jp/hiroshima8500/

2019/09/27 (Fri) 20:59 | 編集 | 返信 |   

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