原爆ドーム北側の建物が目ざわりで木で覆う 立ち退き交渉難航か

広島市の原爆ドーム周辺の景観のあり方について議論をしてきた市の検討部会が11月22日に開かれ、原爆資料館から原爆ドームを見たときの景観を守るため、ドームの北側で建物の高さ規制を導入するべきだという最終的な答申をまとめたという。

広島市の平和公園は原爆資料館と原爆慰霊碑、それに原爆ドームが南北に直線に並んでいて、南側から原爆ドームの方向を見る景観は被爆地・広島の象徴として知られている。

この景観のあり方について市の諮問を受け議論している有識者による審議会の検討部会は、22日の会議で最終的な答申をまとめた。

それによると、南側の原爆資料館から原爆ドームを見る際に、背景に建物などが見えない状態が世界遺産にふさわしいとして、ドームの北側の建物については今後、条例などで高さを制限するべきだとしている。

また、平和公園やその周辺に植える木を増やすことで、既に建っている建物が見えないようにするべきだという内容も盛り込んでいる。

部会長を務める広島大学の杉本俊多名誉教授は「世界からの関心が高い被爆地にふさわしい景観になるための第一歩を踏み出せたと思う」と話していた。

市では今後、具体的な規制の内容について改めて検討部会に諮問を行うという。(NHK広島)





目ざわりな建物が見える?

平和記念公園 建物眺望


目ざわりで邪魔な建物の場所

広島市民球場跡地利用計画


うしろの建物は立ち退き交渉難航か?

広島商工会議所ビル



広島商工会議所、原爆ドーム近くからの移転検討

広島商工会議所は9月27日、現在地から東に移転する方針を発表した。現在のビルは老朽化と耐震不足が課題で、高さ規制が厳しいため移転先を探していた。広島市が25日、老朽化している市営基町駐車場の再開発事業として広島商工会議所に移転を検討してほしいと提案、27日に広島商工会議所で承認した。

同日の定例記者会見で深山英樹会頭は再開発について「3~4年で新たなビルを完成させたい」とした。現在ある商議所ビルの建物や土地は市に売却する方針も示した。新たなビルの建設費の原資の一部にする。

現在のビルは1965年10月に完成。原爆ドームの後背地にあり高さ規制が厳しい。市営基町駐車場も老朽化していた。市は中心市街地の紙屋町、八丁堀地区が国の「都市再生緊急整備地域」に近く指定される見込みを示しており、新たなビルは容積率の緩和などで商業機能なども備えた施設にする考え。



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