広島県内で児童虐待が過去最多のペース

広島県警少年対策課は今年の児童虐待件数が11月末現在で、昨年同期比30%増の446件、被害児童数も31.7%増の769人にのぼり、過去最多となったことを明らかにした。被害児童は幼児299人、小学生233人、中学・高校生など167人。特に幼児は昨年より87人増加した。虐待の態様別では「心理的」が昨年同期比192人増の450人、「身体的」が11人増の219人で、心理的虐待の急増が顕著となっている。

県警生活安全課によると、ドメスティックバイオレンス(DV)も過去最高のペースで増加しており、急増の背景について少年対策課では、「DVで相談に来た女性に子供の有無を尋ねており、子供の前で両親がけんかしているものも心理的虐待としてカウントする意識が、各署に広まったからでは」としている。加害者は「実父」が前年同期比88人増の264人(57.3%)で、実母が6人増の126人(27.3%)となっている。

一方、県内に3カ所ある「こども家庭センター」(広島市を除く)の24年度の統計では、虐待相談があった1524件のうち、虐待者のトップは実母が52.4%の799人、実父は34.4%の524人と逆転していた。

県こども家庭課では「県警と違って当事者以外から相談が寄せられるケースも多く、児童に一番近い実母からの虐待が多いのでは」と分析している。県警は11月末現在、把握した児童虐待769件のうち、21件22人を摘発している。(産経)
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