動きだした広大本部跡地と不要な広島市の超粗大ゴミ旧広島大学理学部建物

誰もが首をかしげていた広島市中区東千田町の広島大学本部跡地が、やっと動くようだ。ネーミングが「ひろしまの『知の拠点』再生プロジェクト」という。どう考えても名前負けしそうだが、事業者はそうでもしないと受注できないというジレンマでもあるのだろう。

広島市内にぽっかりと無駄な空き地が広がるこの空間の活用については、長期にわたり難航し続けた「いわくつき」物件とも言える。開発を推進させて近代化を図りたい勢力と、いつまでも無用な被爆建物を温存させたい勢力、資金難と知恵難の広島市内デベロッパー。話し合いばかりしていると、機会の利益を失う。

気になるのが、幽霊屋敷と化した広島市の超粗大ゴミとも言える旧広島大学理学部1号館であるが、この建物の傷みがかなり進んでいるという。91年に理学部が東広島キャンパス(東広島市鏡山)へ移転し、翌年閉鎖された。以後は文部科学省の外郭団体などが管理をしてきた。 広島市が2013年4月に、国立大学財務・経営センターから建物と敷地の無償譲渡を受け、保存、活用策を検討していた。

今年8月1日、8人の市議が普段立ち入り禁止となっている館内を見て回ったところ、窓ガラスは至る所で割れ、天井は抜け、廊下はタイルが剝がれていた。講義室には動物の骨があり、机の天板も朽ちていたという。

視察を終えた建設委の委員には、「原爆被害を伝える財産として活用すべきだ」とか、「多額になる費用を考えると全面保存は現実的ではない」との声が入り交じったという。

しかし、開発区域でこんな建物を残しても意味がない。ヒロシマに、これ以上被爆建物を保存する必要性もない。過去にいろいろと言われた経験談からいうのだが、被爆建物を残せば残すほど、全国民から懐疑的な目で広島人を見られてしまうだけだからだ。


広大跡地01

広大跡地02

広大跡地03
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