広島小1女児(木下あいりちゃん)殺害事件(2005年)

2005年、広島市で下校中の女の子を殺害したとして、ペルー人の男が殺人と強制わいせつ致死などの罪に問われた差し戻しの控訴審で、広島高等裁判所は1審の無期懲役の判決を支持し、検察側と弁護側双方の控訴を棄却した。

この事件は2005年11月、当時、矢野西小学1年(7歳)だった木下あいりちゃんが広島市安芸区内の空き地で段ボール箱の中から遺体で見つかり、ペルー人の男(ホセ・マヌエル・トレス・ヤギ被告)が殺人と強制わいせつ致死などの罪に問われたもので、検察側は死刑を求刑していた。

判決で広島高裁は、犯行の計画性や前科が認められないことから、無期懲役とした1審の判決を支持した。また、差し戻し前の控訴審が証拠採用した、ペルーでの幼い女の子2人に対する性犯罪歴について罪を犯したことが確実ではなく、日本国内での前歴や前科と同じように取り扱うことは許されないと指摘。量刑を考慮するための資料には用いないと述べた。

裁判は複雑な経過をたどり、双方が控訴した2審は、1審判決が「被告の供述調書を調べていない点が審理不十分」として取り消し、差し戻した。しかし、最高裁が2審判決を破棄したため、広島高裁で判決をやり直すことになっていた。

「性犯罪というのは非常に悪質な犯罪であるので刑罰は重いんだというふうに認識してもらうことによる抑止が働けばいいんじゃないかと思います」(木下建一さん 7月21日)

焦点は、殺害被害者1人のケースで前科もなく計画性もなくても性犯罪を伴っていれば、死刑が適用されるかどうかであった。

トレス被告は、裁判では一貫して殺意とわいせつ目的を否定し、犯行は悪魔にとりつかれたことによるものと主張、弁護側は殺人と強制わいせつ致死罪について無罪を主張し、トレス被告には精神障害の可能性があると訴えていた。




安芸区矢野
広島市安芸区付近

  
広島市安芸区

 



トレス・ヤギ



トレス・ヤギ



トレス・ヤギ

 

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