広島に劣化ウラン弾巨大貯蔵庫疑惑

広島の米軍弾薬庫に劣化ウラン弾がまだ貯蔵されている可能性があると言われている。広島県内には、米軍の弾薬貯蔵庫が3ヶ所ある。呉市広・江田島町秋月・東広島市川上である。この3つの弾薬庫を合わせると、11万5000トンの弾薬貯蔵が可能であり、米陸軍の極東地域最大の弾薬貯蔵庫群で、湾岸戦争でも供給源となったと言われている。それを裏付けるように、91年12月、秋月弾薬庫のスチーブン・ループ司令官が、「今年最大の仕事は、湾岸戦争にわが弾薬を供給したことにある」と隊員を鼓舞するメッセージを残している。

その湾岸戦争で劣化ウラン弾が炸裂した。被爆地広島は湾岸戦争時に米軍の「弾薬基地」となっていたのだ。

湾岸戦争以降もこの役割に変わりはなく、広島県平和委員会代表理事の上田氏(当時)によると、95年7月から96年6月までに、川上から岩国へ12回の輸送が行われたという。

劣化ウランそのものの危険性について専門家は「米軍や日本政府、外務省は否定しているが、人体のみならず、動物、魚、海藻をはじめとして、環境的にも生物的にもその危険性は低くはなく、普通のウランと同じくらい高いともいわれる。爆破処理した劣化ウランが燃えると、有害物質が超微粒子となり、1~2年大気中を漂う。しかも100キロメートル以上拡散移動することも珍しくなく、人間が空気と一緒に吸い込んでしまう危険性もある。

それほど危険な劣化ウラン弾が岩国基地内に貯蔵されていたことを、ロバート・メルトン岩国基地司令官が認めていた。

劣化ウラン弾の岩国基地意外の貯蔵場所に関して、東京・横田基地の在日米軍司令部は、「テロリストなどに知られると危険なので言えない」としてきた。

広島県内に劣化ウラン弾が本当にあるのかという問いに同司令部は、「劣化ウラン弾など我々の軍需品の詳細に関しては、お答えすることはできない。しかし規定に従い、安全に貯蔵し扱っている」という。

広島の弾薬貯蔵庫には、最も危険度が高い弾薬を貯蔵していることを示す「1」と書かれた標識が数多く見られる。

岩国基地から3キロメートル沖合に「姫子島」という小さな無人島がある。ここでは多いときには月に10日以上も弾薬が爆破処理されていた。爆煙は岩国市街からも遠望できる。ここで劣化ウラン弾を爆破処理していたという疑惑もあるという。
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