広島の高齢者による万引が少年を上回る

2013年上半期(1~6月)に、広島県内で万引で摘発された人のうち、65歳以上の高齢者が19歳以下の少年を上回ったことが、広島県警のまとめで分かったという。少年の摘発が大幅に減る一方で、高齢者の摘発は増加傾向にあり、県警は生活の困窮などが背景にあるとみる。このまま年間を通じて高齢者が少年を上回れば県内では初となる。県警によると、今年上半期の万引の摘発者数は1273人。このうち高齢者は385人(30.2%)、少年は338人(26.6%)で、高齢者が少年を47人上回った。年間でみると、過去に高齢者が少年より多かったことはないという。

今年6月下旬、広島市安佐南区のコンビニエンスストアで、弁当1個、498円相当を盗んだとして現行犯逮捕された無職男性(73)は調べに対して「お金がなかった」と供述したという。所持金は102円だった。県警によると、高齢者の万引はこの男性のように、数百円台の酒や食料品を狙う傾向が目立つ。ただ、所持金がありながら万引に走るケースもあり、県警は、暮らしの先行きへの不安なども影響しているとみる。一方、少年の摘発の減少について、ある捜査員は「店内の防犯カメラ設置が進み、スリルを楽しむなど軽い気持ちで万引する少年が減ったのではないか」と分析する。(中国)
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