犯罪者の顔写真の掲載は報道の自由として許される

山口県光市の母子殺害事件で犯行当時少年だった死刑囚が、実名を掲載した本の出版差し止めなどを求めていた裁判の控訴審で、広島高裁は一審で命じた66万円の損害賠償命令を取り消し、原告の主張を全面的に退ける判決を言い渡した。この裁判は、光市母子殺害事件で犯行当時18歳だった大月孝行(=旧姓・福田)死刑囚が、実名や顔写真を掲載した本の著者と出版社に、出版差し止めと1200万円の損害賠償を求めていた。一審判決で、広島地裁は出版の差し止めを認めない一方で、顔写真などの掲載はプライバシーの侵害にあたるとして、著者などに66万円の支払いを命じていた。今日の控訴審判決で、広島高裁の宇田川基裁判長は「原告が出版に同意していることに加え、原告への社会的関心は高く、顔写真の掲載は報道の自由として許されるもので、プライバシーの侵害とは認められない」として、一審で命じた66万円の損害賠償の支払い命令を取り消し、原告側の主張を全面的に退ける判決を言い渡した。(TSS)
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