全国で被災地がれき受け入れの動きのなかで相変わらず他人事の広島

東日本大震災で発生した、岩手県、宮城県のがれきのうち、約400万トンを全国の自治体で受け入れる「広域処理」が、全国で動き始めているという。細野豪志環境省は、3月16日、群馬県庁で大沢正明知事と会談し、知事が「受け入れについて全面的に協力していきたい」と話すと、細野氏は「県がバックアップするのとしないのでは全然違う」と応じた。千葉市の熊谷俊人市長も16日、新年度にも受け入れる意向を明らかにした。「5年後、10年後にどう決断したのか歴史が問う問題だ」と述べた。15日に受け入れを正式表明をした静岡県島田市は、東北地方を除くと東京都に次ぐ2番目となる。試験焼却の結果を受け、桜井勝郎市長が、「安全性は担保された。被災した皆様の痛みを分かち合いたい」と判断した。放射能汚染への不安などから、これまで受け入れているのは東京、山形、青森の3都県。処理を終えたのは福島県のがれきも含めて全体の6.7%に過ぎないという。

被災地から離れた西日本でも議論が具体化しつつある。橋下徹大阪市長は16日の記者会見で、「反対者の声によって被災地の状況が改善されないのはあってはならない」と述べた。広島県庄原市の滝口李彦市長もこの日、条件付きで受け入れ方針を表明した。2年前の集中豪雨被害で全国から支援を受けたことを踏まえ、滝口市長は「今度はこちらが助ける番」と述べた。

島根県の溝口善兵衛知事は、がれきから木材を取り出して中国電力三隅発電所(浜田市)で活用できないか検討するという。「がれき処理に一定の役割を果たしうる可能性がある。安全性や技術的な問題を研究したい」と述べた。

その他、受け入れに前向きな自治体~茨城、京都、福井、福岡、沖縄  (朝日新聞)

政府は3月16日、がれきをすでに受け入れたり、具体的な検討を始めたりている自治体を除く35道府県と10政令指定都市の首長に対し、受け入れに協力を求める野田首相名の文書を出した。いずれも災害廃棄物処理特別措置法に基づくもの。

【呉市議会がれき受け入れ決議~広島県内初】
東日本大震災で発生したがれきの処理をめぐり、呉市議会で市に受け入れを求める決議案が可決されたという。がれき受け入れを求める決議は、中国地方で初。決議文では、「膨大ながれき処理は決して他人事ではなく、国民がともに痛みを分かち合うべき」としたうえで、「放射能汚染の不安がなく通常の廃棄物と判断されるものについてはできる限り受け入れ、積極的に被災地の復興に寄与する」よう求めている。

「全会一致ですからね。市民の大部分がこれについては賛成であるということの1つの表れだと思いますのでね。できるかどうかじゃなくて、やるんだという前提で、そのためにはどうしたらいいかという検討をね、していかなきゃいけないと」(小村呉市長)。「やっぱり放射能がないということを国が調べて、そしてこれでどうですかと。そういうことじゃないと市民の理解は得られないんじゃないですか」(呉市民)「受け入れはしたいけど確実なチェック体制ですか。そういうのはしっかりと整えていただいて、それをしっかり公開していただくんであれば僕は賛成ですね」(呉市民)「安全と言われとっても後からちょっと問題が起きたりするからね。どこまで信じたらいいかちょっと分からないんだけど」(呉市民)

湯崎広島知事は、震災がれきに含まれる放射性セシウムについて国よりも大幅に厳しい独自の安全基準を作るなど、これまでも受け入れに慎重な姿勢を見せている。湯崎知事は、がれきの安全性を県民に直接説明するタウンミーティングの開催を国に求めているという。広島県内では処理施設の能力の面で受け入れが難しいとした大竹市や庄原市など一部の自治体を除いて、いずれも態度を保留しているという。(RCC)

広島市の松井市長は16日の会見で、東日本大震災で発生したがれきの処理をめぐり、処理方法や事務負担などの基準を明確にし、受け入れ自治体の住民の理解を得る努力をするよう、あらためて国に求めたという。松井市長は「国が一定の基準を示して安全性を周知すれば、わが市だけでなく受け入れようとする都市の市民は安心する」と指摘。がれきの放射線量調査の主体や事務負担などの基準を国が早急に示す必要性を強調した。また、被爆地として復興に全国、世界から支援を受けた歴史を踏まえ「被災地には惜しみなく支援したい」と述べる一方、「市民は放射能の怖さを熟知している」と受け入れは安全性の確保が前提とした。また、受け入れに前向きな姿勢を示しながらも、「放射性物質へのですね、不安の払拭ということについてですね、今ざっと見渡しても必ずしも納得できる状況になってないのではないか」と述べた。

【がれき処理へ判断分かれる】
東日本大震災のがれきを被災地以外で受け入れる広域処理について、庄原市が「受け入れる」とし、呉市や三原市など5市町が「条件付きで受け入れる」とし、その他の市町は「現時点では困難」としている。広島県内で「条件付きで受け入れる」としたのは、呉、三原、廿日市、広島県安芸太田町で、国が安全基準や検査方法を示すことを条件に挙げる意見が目立ったという。竹原市や尾道市などは「現時点では困難」と答えた。福山市や安芸高田市など7市町は「分からない」という。(中国新聞)

【被災地3県のがれき処理済みは未だ5%】
2月21日、環境省が東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島各県のがれき2253万トンのうち、埋め立てやリサイクルなど最終処理が済んだのは全体の5%にあたる118万トンにとどまることを明らかにしたという。被災地外にがれきを運ぶ広域処理の遅れなどが背景にある。2014年3月末までに処理を終える政府目標について、細野豪志環境相は「このままでは難しい」との見方を示した。県ごとのがれき推計量と処理状況は、岩手が476万トンのうち37万トン(8%)、宮城が1569万トンのうち72万トン(5%)、福島が208万トンのうち9万トン(4%)だった。同省ががれきの最終処理状況を公表したのは初めて。福島では、がれきが放射性物質に汚染されている恐れがあるため県内で処理する。仮置き場への搬入率は6割にとどまっており、特に東京電力福島第一原発から20キロ圏内などでは作業が進んでいない。岩手・宮城両県では、住宅周辺などから仮置き場へのがれき搬入はほぼ完了したが、その先は難航しているという。(朝日)
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金沢市民ですが貴重な
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情に流されて震災がれきを受け入れたとして、 10、50、100年先の子孫に、120% 影響が無い と貴方は命を懸けて日本国民 全員におっしゃることが出来ますか?
アメリカ西海岸でも福島第一原発事故による放射性物質の飛散によると思われる被ばくが見られるそうです。
金沢市が処理テストの為に、岩手県宮古市からがれきを搬入して埋め立て処理実験を行ったという事を、その後に知りました。その事伝えた家族も友人も無関心な事にひどく憤りを感じると共に、私も金沢市民なのに反対すらさせてもらえない事に無力さを切に感じています。今は反対方法がよく解らないので署名活動と周知活動しか出来ていません。
歴史に学ばない非日本国民、そのような骨抜き日本国民を、長年の捏造による教育で育て上げた→岩手県←が故郷((両親の墓は大陸の半島にあるそうですが...))という某大物政治家がまだ政界に居る事実、山野現金沢市長が、白犬でお馴染み超半日企業家の企業出身だという事、衆院選間際の輪島市長の震災がれき受け入れ強行、国家侵略カウントダウン が頭に浮かぶのは私だけでしょうか? 話しが逸れてしまいましたが考えれば考えるほど、震災がれき受け入れ反対という気持ちが強まります。反対の根幹は、日本国民として当たり前の事だからです。がれきを受け入れるなら、被災地で困窮されている被災者を受け入れるという発言がないのか? 被災者を受け入れると自分の生活が苦しくなるからという意見は言語道断です。自分の生活が苦しくなったとしても被災者はもっと、ひどく辛い、苦しい思いをしてるんです、それが解っていてそんな思いにはならないのです。67年前、国の為、現在の日本国民の為に命懸けで戦い、亡くなった御先祖様を侮辱しないで下さい、お願いします。 長々と乱文を申し訳ない、もし最後まで読んでいただけたのなら、有難うございます。
2012年12月01日(Sat) 09:57
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広島が被爆の土地だからこそ 受け入れに慎重なのです。分かって欲しいです。
被爆瓦礫は、簡単に受け入れて 東日本のみだけでなく 日本全国を被爆させて
しまってもいいのでしょうか?もう少し 放射能の見えない恐怖を勉強すべきでは
ないのでしょうか?慎重に考えて実際に被害が広がって日本に住めなくなるような
ことにならないのか? 西日本の土地を被爆から守ることも考えて欲しい。政府は、
本当の報道をしてほしい、国民に放射能の飛散がどれほど 人体に影響を及ぼすのか、
チエノブイリの現在をみて 何十年後の福島の姿がそこに有るのではないかと思います。
もっと国民に本当の事、正しい情報を伝えて欲しい。
2012年06月18日(Mon) 22:46
知事goodJob!
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知事goodJob!である。
災害瓦礫を焼却などすれば周辺自治体が迷惑を蒙る。
ましてやセシウム・ヨウ素だけで、ストロンチウムの調査もされていない瓦礫である。
過去、ストロンチウムと厚生省の対応で苦しめられた広島としては、問題外でしょう。
2012年06月12日(Tue) 04:52
編集
まこと
広島人として 恥ずかしい。
一番に手を挙げてもおかしく無いと、思います。
今の日本人は 絆とか言っても自分の事しか考えない。

議員は なに 考えてるんだろう、何でも反対か?
2012年03月19日(Mon) 20:21












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