広島人に感謝という心は存在しない。そして闇の原因が続く被爆者利権と松井市長の対応

6月16日、広島市の松井一実市長は、広島市役所で被爆者と面会した際、被爆者援護に関し「黒い雨とか何とかで、わしは被爆じゃけえ医療費まけてくれとか、悪いことではないんですよ。でも死んだ人のこと考えたら簡単に言える話かな」と述べた。被爆者団体からは批判の声が上がっているという。この日、松井市長は被爆体験記を出した被爆者と面会。代表者が「爆心地から4キロも離れたところで被爆者というのは後ろめたいものがあった」と心境を語った。これを受けて市長は「一番ひどいのは原爆で死んだ人。残った人は死んだ人に比べたら助かっとる、と言うことをまず言わんのんですね。悲劇だ、悲劇だと(話す)」と述べた。

さらに松井市長は被爆者への援護施策に言及。「何か権利要求みたいに『くれ、くれ、くれ』じゃなくて『ありがとうございます』との気持ちを忘れんようにしてほしいが、忘れる人がちょっとおる」と続けた。その後、市長発言を聞いた広島県被団協の坪井直理事長は「被爆地の市長の言葉の重みを自覚できていない。もっと被爆体験を直接聞き、大いに反省と勉強をするべきだ」。もう一つの県被団協の金子一士理事長は「被爆者は国家補償を求めているのであり援護は施しではない。感謝の気持ちについて、市長から言われる筋合いではない」と憤る。
 
黒い雨1

黒い雨2


黒い雨3



広島爆心地1広島県「黒い雨」原爆被害者の会連絡協議会の牧野一見事務局長は「被爆者に感謝を強いるのは、原爆を落とした米国と戦争を起こした日本政府を免罪している。被爆地の市長として失格」と訴えた。中国新聞の取材に対し、松井市長は被爆者援護に関し「財源の話でいえば国民から税金をもらってやっている。国民の分かち合いの心でやっている。ありがたいと思うべきでしょ」と話した。一方、援護施策の拡大は従来通り国に求める考えを示した。


~松井市長発言内容~
被爆2世といわれても、親子関係でそんなに原爆の話をしとる人は多くないと思う。親は何も言わんですもんね。人生の終わりごろになって、これはちょっと言うとかないといかんかな、とぽろっと言う。原点は嫌だということ。その中で運動が起こったけど、本当に嫌な人は黙っとった。一番ひどいのは原爆で死んだ人。何も言えんのじゃけえ。残った人は死んだ人に比べたら助かっとる、と言うことをまず言わんのんですね。悲劇だ、悲劇だと。それはねえだろうと。黒い雨とか何とかでね、わしは被爆じゃけえ医療費まけてくれとかね、広げてとかね。悪いことじゃないんですよ。でも死んだ人のこと考えたら、そんなに簡単に言える話かなと思いますけどね。全体として許される中で、ちょっとずつ助けてもらうということはええことだと思うんです。みんなが納得しながら「やってやりましょう」というのをいただく、という感じじゃないと。なんか権利要求みたいに「くれ、くれ、くれ」じゃなくて「ありがとうございます」という気持ちを忘れんようにしてほしいが、忘れる人がちょっとおるんじゃないかと思う。そこが悔しいんですよね。感謝しないと。(中国新聞)



広島市の松井一実市長が被爆者援護をめぐり、「被爆で医療費をまけてと簡単に言えるか」などと発言した問題で6月17日、被爆者団体が相次いで抗議文を市に提出するなど、波紋が広がっているという。市議会も市長の真意をただそうと、議会で追及する構えだ。抗議文を提出した広島県「黒い雨」原爆被害者の会連絡協議会の高野正明会長(73)は「怒りを覚える。市長は厚生労働省出身で、省を代表した考えを述べたと受けとめられても仕方ない」と強い口調で話した。日本原水爆被害者団体協議会も松井市長に文書で抗議。「被爆者の多くを抱える広島市長の言葉とは信じがたい、非情な見識のない発言」として発言の撤回を求めた。市議会の対応も素早かった。本会議終了後、正副議長と9会派の幹事長会議が開かれ、一般質問で市長の発言について内容や真意などをただすことを確認した。議員から「本心は別にある気がするし、真意が判断できない」と擁護する声もあったが、「広島の歴史を揺るがすような発言。大きな問題として受け止めるべきだ」と非難する意見が相次いだ。(読売)

被爆者援護について広島市の松井市長が、「感謝すべき」という趣旨の発言をした問題で、17日夕方、市長が被爆者団体に対して、「発言が間違いだといわれると納得いかない」と述べた。松井市長は、6月17日夕方に開かれた被爆者団体との懇談会で、「被爆者援護は国民の分かち合いの精神で成り立っている。感謝の気持ちを持つことが間違いだと言われると、納得いかない」と話し、自らの発言を撤回しない考えを示した。一方で、「被爆者の立場に立ち、援護について国にしっかり要望していく」と釈明した。「皆と助け合って感謝するというのは、自分の思想信条で変わりないが、不用意にそういうことをいうことで混乱させることがあってはならないというのは、十分肝に銘じましたので」(松井市長)。懇談会に出席した県被団協の坪井直理事長は、「行政出身の人はそういう言い回しになるのかもしれないが、広島のことをもっと勉強して欲しい」と注文をつけた。松井市長は厚生労働省出身で被爆2世。(RCC)


~圧力に屈してしまった松井市長~

広島市議会で「感謝すべき」発言に質問相次ぐ

松井市長が被爆者援護について「感謝すべき」という趣旨の発言をした問題について、議員からは発言の真意を尋ねる質問が相次いだ。「結果として、被爆者の人々の中に心を傷つけられた人がいる。憤りを隠せないという声が上がったことは大変残念」(市議会。議員)。「市長という公人の立場。個人としての思いは皆あるが気をつけて発言をお願いしたい」(市議会議員)。この問題は、松井市長が被爆者への援護策について『「くれ、くれ、くれ」じゃなくて「ありがとうございます」という気持ちを忘れんようにしてほしい』などと発言したもの。議員の質問に対し松井市長は「被爆者援護は国民の分かち合いの精神で成り立っている」という見解を改めて示し、発言を撤回しませんでした。その上で、被爆者の立場に立ち援護にしっかり取り組んでいくと述べ、謝罪した。「私の真意が伝わらず誤解を招いたことは残念で、お騒がせしたことについてはお詫び申し上げます」(広島市 松井一実市長)

また、その他の答弁では公共工事の入札制度を見直す方針を明らかにするなど、前市政からの転換を強調した。入札制度の見直しは地元業者を育成を目的に1億円以上6億円未満の工事について元請け業者が発注する下請け業者を原則として、市内に本店がある業者に限定するというもの。また、入札金額が極端に低下するのを防ぐため最低ラインの落札価格=最低制限価格をあらかじめ設定する工事の対象を、これまでの1千万円未満から1億円未満に広げるとした。入札制度の見直しは市長選挙の公約だった。「今回の思い切った見直しによって地元事業者の受注機会の確保を図り、地元経済の活性化を図っていきたいと考えている」(広島市 松井一実市長)(RCC)

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Comment

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>残った人は死んだ人に比べたら助かっとる

これは酷い。まるで横転して炎上したワゴン車から生還した被害者を「他は皆死んで、あんたは生き残れたんだから幸運に感謝しろ」と罵るようなものだ。しかも交通事故と違って被爆者は責任割合がゼロだし、だいいち被爆者は国家事業である戦争の犠牲者なんだから、被った損害は国民全員で分かち合うのが当たり前のはずです。

あとタイトルの被爆者利権とやらは一体何ですか?
2014年07月19日(Sat) 21:05
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広島市の職員は業績評価を自分でして査定してもらってるらしい。
2012年07月29日(Sun) 23:04












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