「かき船訴訟」主導した社民党原告側が敗訴

広島市の元安川で営業する「かき船」の原爆ドーム近くへの移転計画をめぐり、被爆者などが国を相手取って、「かき船」の運営会社への河川占用許可の取り消しなどを求めた訴訟で、広島地方裁判所は原告側の訴えを退けた。

元安川で営業する「かき船」の移転は、治水上の理由から国が求めたもので、店は3年前から原爆ドームの200メートル南で営業している。

裁判で原告側は、「かき船の移転先は世界遺産の景観を損ない、平和を祈る場にふさわしくない」などと主張し、国に対しかき船の運営会社に出した移転先での河川占用許可の取り消しなどを求めていた。

判決で広島地裁は、原告には「景観利益」や「世界遺産としての歴史的・文化的価値を享受する利益」などについて訴えを起こす資格がないとして、訴えを却下した。

「原爆ドームの世界遺産としての価値、宗教的・鎮魂的な平和への希求を市民1人1人が訴えることはできない。その利益は認めることができないという判決の内容だったと受け止めている」 (金子哲夫原告団長=社民党=原水禁広島代表委員)

一方裁判所は、原告のうち周辺住民が洪水や高潮でかき船が流出する危険性を主張していた部分については「治水上、直ちに支障はない」として訴えを棄却した。

原告側は控訴する方針。(RCC)




かき船かなわ

関連記事

スポンサーリンク

コメント 0件

コメントはまだありません

コメントをどうぞ