本当の動物愛護団体「アミティエ」5周年

鳥取県倉吉市に、全国でも例がないほどの究極の動物愛護団体の施設があるという。その保護施設は「アミティエ」という。幾度か警察ざたになった神石高原町の”ピースなんとか”とは理念が格段に違うようだ。ちなみに顧問には自民党総裁選に出馬する石破茂衆院議員の名前がある。


犬猫保護けん引5周年

獣医師たちでつくる動物臨床医学研究所(倉吉市)の保護施設「人と動物の未来センター・アミティエ」(倉吉市)が9月、開設から5周年を迎えたという。保健所から引き受けた犬猫を、獣医師による高度な健康管理の下で保護し譲渡する団体は全国でも例がなく、動物の幸せを守る「動物福祉」の先進例となっているという。

9月23日、5周年記念の「動物愛護フェスティバル」を開く。

2013年9月、福島第一原発事故で避難区域に取り残された犬5匹、猫5匹を引き受け開設した。14年から鳥取県動物愛護センターの業務を受託し、保健所からの受け入れを始めた。

去勢・不妊手術や病気の治療、ワクチン接種、飼い主を特定できるマイクロチップの埋め込みを施し、ドッグランのある施設で訓練をしながら里親を探す。

9月5日までに計336匹を受け入れ、292匹を譲渡した。同日時点で犬8匹、猫19匹が里親を待つ。

県によるとアミティエなどの譲渡活動の成果もあり、県内の殺処分は12年度に犬195匹、猫1165匹だったが、16年度にはそれぞれ17匹、460匹に減った。

ただ、研究所の高島一昭所長(49)=広島市西区出身=は「動物福祉が守られているかが重要」と指摘する。

動物福祉は、飢えや痛み、病気、恐怖、抑圧からの自由や、正常な行動を表現する自由を尊重する考え方。

欧米では定着しているが、日本では保護施設が能力以上の犬猫を引き受けたことによる傷付け合いや病気のまん延のほか、里親がうまく飼えないなど、救ったはずの動物の幸せが守れない例が目立つという。

アミティエでは、里親希望者には3時間の飼い方講習や、譲渡後の定期的な近況報告を求め、病気やしつけの悩みに対応する。

高島所長は「里親のほぼ全員が大切に飼い続けてくれている。動物福祉が浸透し、いい里親に出会ってほしい」と話す。(中国)

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