坂町小屋浦「砂防ダム」全壊、強度不足で決壊か

7月12日、西日本豪雨により10人以上の死者・行方不明者が出た広島県坂町小屋浦で、同地区を流れる天地川の上流にある砂防ダムが大量の土石流で決壊し、壁の部分がほぼなくなっていたことが分かった。管理する広島県によると、決壊した砂防ダムは昭和25年に石を積んで造られており、強度不足が原因とみられる。国土交通省の担当者は「これまでに経験したことのない量の雨だったが、大規模な決壊はかなり珍しい」と話している。

壁の高さは約11メートル、幅は約50メートルあり、厚さ約2メートル。石造りのため現在の建設基準には合っていないが、3年前の目視による定期検査で異常はなかった。7月8日に大破していることが分かった。6日夜、砂防ダムから流れ出た土砂が下流域に達したとみられる。

県は大規模な土砂災害を想定し、2020年度までに今回決壊した砂防ダムの上流で、新たに1基造る計画だった。国交省によると、全国には約6万1千基の砂防ダムがあり、戦後間もなくまでのものは石造りが多い。広島県は、県内に約2千基ある砂防ダムの点検を進めている。(産経)




決壊前の砂防ダム


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