紙幣番号を記録していなかった広島中央署

広島中央警察署で証拠品の現金8500万円余りが盗まれた事件で、警察は盗まれた現金の紙幣番号をごく一部を除いて記録していなかったことが分かった。番号の記録を求める規定はないが、専門家は現金が使われても照合できない可能性があり、記録を義務づける規定などを作るべきだと指摘している。

17年5月、広島市の広島中央警察署で証拠品の現金8572万円が盗まれた事件は、5月8日で発覚から1年となり、警察は内部犯行の疑いが強いとみて捜査しているが、解決には至っていない。盗まれた現金は去年2月に詐欺事件の関係先から押収され1階の会計課の金庫に保管されていたが、警察はこれらの現金の紙幣番号を、写真を撮影したごく一部を除いて記録していなかったことが分かった。

証拠品の現金の紙幣番号について記録を求める規定はなく、警察は事件ごとに必要性を判断しているという。警察の捜査に詳しい常磐大学の諸澤英道元学長は「盗まれた現金が使われても照合できず、捜査に影響が出る可能性があるほか、現金の回収もできない恐れがある。今後は、証拠品の現金についても紙幣番号の記録を義務づける規定などを作るべきだ」と指摘している。(NHK広島)


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