同僚を蹴って110番通報された鹿嶋学容疑者の人物像

2004年10月、広島県立廿日市高2年だった廿日市市上平良の北口聡美さん(当時17)が自宅で刺殺された事件で、広島県警の捜査本部は4月13日、宇部市東岐波、会社員鹿嶋学容疑者(35)を殺人の疑いで逮捕した。捜査本部や捜査関係者によると、鹿嶋容疑者は容疑を認め、「仕事を首になってうろうろしていた。通りすがりで廿日市市に来た」という趣旨の供述をしているという。

人物像

鹿嶋容疑者は、「真面目で温厚」「目立たなかった」。同僚や高校の同級生たちは「おとなしいタイプ」ど証言し、殺人容疑での逮捕に驚きの表情を見せた。

「前日までいつも通り、真面目に働いていた。今朝、警察から電話があり、『鹿嶋は出社できません』と言われた」。鹿嶋容疑者が働いていた宇部市内の建設会社社長男性(39)は、逮捕の知らせを受けた13日朝、動揺を隠せなかった。

社長によると、鹿嶋容疑者は2004年の事件発生後間もなくして前社長のつてで入社。器用でフォークリフトの資格も持っていた。社員5人の中で一番の古株。穏やかな態度で後輩を指導し「怒ったこともなく無断欠勤もしなかった」。独身でプライベートな面は話題に上らなかったという。

ただ今月上旬、同世代の同僚の態度が悪いことに腹を立て、注意した時に相手を蹴ったという。同僚が110番したため、山口県警の調べを受け、今回の逮捕の引き金となった。「態度が目に余ったのか。普段は温厚だから、そんな行動をとったことにも驚いた」鹿嶋容疑者と同じ宇部市内の男子高校に通った関係者も、おとなしい人物像を口にする。

「いつも1人でいて、休憩時間も本を読んでいたイメージ」「人に手を上げる感じではない」と同級生たち。当時の担任は「遅刻も学校を休むこともほとんどなかった。当時の印象から、事件を起こしたとは想像できない」と振り返る。

関係者によると、01年の高校卒業後はいったんは山口県内の別の企業に就職していたという。広島県警によると、鹿嶋容疑者が広島県内に住民票を移していた時期はないという。

事件当時21歳だった鹿嶋容疑者がどういう経緯で県境を越えて廿日市市にいたのか。なぜ聡美さんに近づいたのか。県警幹部は「今後の捜査で明らかにしていく」と強調した。(中国)
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