「流川雑居ビル火災」ゴキブリ駆除でガスバーナーを使った元店長を在宅起訴

2015年10月、6人が死傷した広島市中区流川町の雑居ビル火災で、このビルに入居していた飲食店の20代の元店長男性が、ゴキブリ駆除のために使った火を建物に燃え移らせたなどとして、広島地検が近く、重過失失火と重過失致死傷の罪で在宅起訴する方針を固めた。元店長は昨年6月、広島県警から両容疑で書類送検されていた。歓楽街で起きたビル火災の刑事責任が法廷で審理される見通しとなった。

元店長は15年10月8日午後9時40分ごろ、段ボールや廃油缶などが置かれたビル1階のスペースで、ゴキブリにアルコールスプレーを吹きかけ、ガスバーナーで火を付けて駆除。その際、段ボール箱などに引火させ、ビルを全焼させた上、2階のメイドカフェにいた会社員男性(当時36)たち3人を急性一酸化炭素中毒で死亡させ、男女3人にけがをさせた疑いが持たれている。

これまでの県警の捜査などで、元店長がゴキブリを駆除して店内に戻って間もなく火の手が上がり、同僚たちに口止めをしていたことが判明している。地検はこうした状況などから、火災は元店長の失火が原因と判断し、6人が死傷した結果の重大性も踏まえて在宅起訴に踏み切るとみられる。

県警は、適切な防火対策を怠ったとして、ビルを所有していた会社役員女性と、メイドカフェを経営していた会社役員女性の2人も業務上過失致死傷の疑いで書類送検している。地検はこの2人についても処分を検討している。

このビル火災を巡っては、亡くなった会社員男性の遺族が16年9月、防火対策を怠ったなどとして、ビルの所有者たちに約8300万円の損害賠償を求める訴訟を広島地裁に起こし、裁判が続いている。(中国)


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2018年04月06日(Fri) 17:30












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