「長時間労働すれば健康被害が生じることは予見できた」太陽家具百貨店に2800万円の支払い判決

勤務中に倒れて亡くなったのは長時間労働による過労が原因として呉市の男性(当時57)の遺族が、勤務先の太陽家具百貨店(宇部市)に計約5700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が3月30日、広島地裁呉支部であり、伊藤隆裕裁判官は「長期間にわたる過重な業務によって発症するに至った」と認定、同社に計約2800万円の支払いを命じた。

判決によると、男性が死亡する直前半年間の時間外労働時間を月間82~56時間と認定。死亡直前の3カ月間はタイムカードでは100時間を超えていた点などを挙げ、「労働時間などが適性になるよう配慮する義務を怠った」と会社側の過失を認めた。

さらに「従業員が長時間労働していれば何らかの健康被害が生じることは当然予見が可能で、普段と変わらない様子だったなどということで予見可能性が否定される余地はない」とした。

男性は2012年5月から同社に雇用され、13年6月以降は呉店の店長代理として勤務。14年8月、勤務中に急性大動脈解離で倒れ、搬送された呉市内の病院で死亡が確認された。

遺族は労災申請も行い、呉労基署は15年に、死亡に業務起因性があったとして補償年金の給付決定をしている。(中国)

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