広島大法科大学院がピンチ!神戸大法科大学院にヘルプ!

広島大法科大学院(広島市中区)は、存続を懸けた抜本的な改革に乗り出す。入学者数や司法試験合格率の低迷から脱するため、4月から同大法学部(東広島市)との間で実質的な一貫教育を始める。合格率の高い神戸大法科大学院の助言を得て、カリキュラムも刷新する。

広島大法科大学院は昨年、定員20人に対して入学者が11人、司法試験合格者が3人(合格率6.0%)でいずれも過去最低だった。今春も入学予定者は11人にとどまる。10人未満になると裁判官や検察官の教員派遣が打ち切られ、大学院の運営が行き詰まるため、大幅なてこ入れに踏み切った。

具体的には、大学院専任だった教員が法学部に出向き、裁判官や弁護士を目指す学生向けの授業を開く。大学2~4年の3年間、法的な思考力を鍛える大学院レベルの学習を先取りさせる。

4月から、新2年生15人が受講を予定している。

広島大の場合、法学部と法科大学院のキャンパスが離れているため交流が少なく、関西や九州の大学院に進む学生も少なくない。一貫教育で大学院の教員と顔なじみになれば、内部進学が促進されると見込む。

大学院の授業については、神戸大法科大学院の教員の協力を得て弱点を洗い出した。その結果、演習の時間が少ない、履修科目の設定が必ずしも適切でない-などの課題が浮上した。これを受け4月から、講義と演習を短期間のうちに繰り返すカリキュラムに変更。神戸大法科大学院出身の弁護士に授業を見てもらい、改善提案を受ける。

入学時の4月に新たに実力テストを課し、一定の点数を取った新入生には約20万円の奨学金(ボーナス)を支給。入試の合格発表からの数カ月間も、気を緩めずに勉強するよう促す。一定の改革で、入学者を定員の20人に近づけ、全国平均を上回る司法試験合格率を目指す。(中国)




広島大法科大学院合格率
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