アスベスト被害遺族訴訟、国側「裁判を起こしてください」

広島県内などのアスベストを扱う工場で働き、肺がんなどを発症して死亡した男女3人の遺族が、国に対してそれぞれ、およそ1400万円の賠償を求める訴えを3月2日、広島地方裁判所に起こした。訴えを起こしたのは、広島県内や近畿地方のアスベストを扱う工場で働き、肺がんなどを発症して死亡し、労働基準監督署から労災認定を受けていた男女3人の遺族、あわせて9人。

訴えの中で遺族は、亡くなった3人が働いていた工場には、アスベストの粉じんの排気装置が設置されていなかったなどとして国に対して3人それぞれ、およそ1400万円を賠償するよう求めている。

アスベストによる健康被害をめぐっては、4年前に最高裁判所が、国の責任を認めた判決を受けて、国は裁判で、健康被害との関係が認められた被害者や遺族に賠償金を支払う方針を示し、去年10月以降、対象となる人に通知して裁判を起こすよう促している。

9人の遺族は、この通知を受けて3月2日、広島地方裁判所に訴えを起こしたもので、遺族側の弁護士によると、通知をきっかけにした提訴は、広島県内では今回が初めてだという。(NHK広島)
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