広島風俗店の客引き・九州や関西から出稼ぎ

風俗店などに勤務する違法な客引き行為が横行する中四国最大の歓楽街、広島市中区の流川・薬研堀地区で、九州や関西から出稼ぎに来るケースが目立つという。現地では取り締まりが厳しいためだという。

他県から流れ来る状況は広島県警も把握。「街のイメージダウンにつながる」と住民から退去を求める声も上がり、2月26日夜には住民と警戒に当たるなど取り締まりを強めている。

「キャバクラどうですか」。

流川通りにいた20代の男性は、昨年末ごろまで福岡市中洲地区で客引きをしていたという。福岡県警による暴力団の締め付けが強まり、取り締まりも厳しくなったことから、知人のつてを頼って広島に来たと説明。

広島では3、4人のグループに所属し、キャバクラなど約10店の中から案内。1人連れて行くたびに1、2千円の報酬があるという。

男は「広島に来てからの稼ぎは約40万円。他の仕事よりもうかる。取り締まりが比較的緩やかなので大阪や福岡から来ている客引きは多い」と話す。

5年ほど前に大阪から来たという別の男は以前に摘発された経験もあるが、続けているという。「罰金は軽いからね」。悪びれる様子もなく語った。

風俗店などへの客引き行為は2006年の県迷惑防止条例改正で全面的に禁止された。ある無料案内所の関係者は「改正直後は激減したが、今は100人以上はいる」。

地元住民によると、通行人を4、5人で囲んだり、断られてもつきまとったりする悪質なケースもあるという。

流川・薬研堀地区にあるビルのオーナーは「客引きが多いと街のイメージが悪くなる。取り締まりを厳しくしてほしい」と訴える。

管轄する広島中央署には既に住民から対処を求める声が複数寄せられ、県警は2月に入り私服警察官を増員。ほぼ連日、同地区で取り締まりに当たっている。

2月26日夜には、薬研堀町内会など地元の3町内会のメンバーや署員約10人が、薬研堀通りや仏壇通りをパトロールし、違法な客引きがないかを警戒。無料風俗案内所の立ち入り調査もした。

県警は、同日までに大学生や無職の男ら6人を条例違反(客引き)容疑で現行犯逮捕。昨年1年間の8人に迫る。県警は「安心して楽しめる歓楽街に向け、違法な客引き行為を一掃したい」としている。(中国)

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