広島県版ファンドの投資先会社が岡山県に投資 県議会が紛糾

広島県版のファンドから3億円の投資を受けた会社が、岡山県に工場の建設を決めたことについて、広島県議会でファンドの在り方を問う声が上がった。尾道市に本社を置く、冷凍食品などの製造・販売を行う『アイサービス』は、2014年、広島県などが出資する『ひろしまイノベーション推進機構』から3億円の投資を受けていたが、17年、岡山県の笠岡港工業用地に工場を建設することを決めた。

これを受け、2月22日開かれた県議会の代表質問で、議員から県が投資した企業が県外に工場を建設することは問題とし、ファンドのあり方に対する知事の認識を問う声があがった。

これに対し、湯崎知事は広島県版ファンド全体の実績を強調する一方で、今回の案件については触れなかった。

「個々の投資企業7社のうち、投資決定後まもない2社をのぞいた5社におきましては、いずれも雇用や売上高などが増加しています。新製品の開発や大型設備投資が行われるなど、さらなる成長を実現しているところであり、機構による投資事業が県経済に一定の貢献をしているものと評価しています」(湯崎知事)

県のファンドを管轄する『ひろしまイノベーション推進機構』は、「アイサービスには県内の様々な工場用地を提案したが、折り合いがつかず残念だ」とコメントしている。(TSS)



アイサービス(尾道市) 岡山工場

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