「死ね!」「消えろ!」死ぬまでいじめを受けた中3女子生徒

広島市の中学3年の女子生徒が去年7月、校舎から飛び降りて自殺したとみられる問題で、第三者による審議会は、女子生徒が、亡くなる直前まで「死ね!」「消えろ!」などと言われるいじめを受けていたとする調査結果をまとめた。

17年7月、広島市の中学校に通っていた3年生の女子生徒が学校の敷地内で倒れているのが見つかり、死亡した。市の教育委員会が設けた第三者による審議会は、いじめを理由に校舎から飛び降りて自殺した可能性があるとみて調査を進めている。

審議会ではこれまでに学校の生徒や教諭への聞き取りなどを行ってきたが、女子生徒が小学校の頃から亡くなる直前まで継続的にいじめを受けていたとする調査結果をまとめ、公表した。

それによると、女子生徒は、小学校の頃から複数の同級生に悪口を言われるなどのいじめを受け、中学校に入ってからは、別の生徒も加わって、容姿をからかわれたり、消しゴムを投げられたりすることがあったとしている。

さらにこうしたいじめは、徐々にエスカレートして女子生徒が亡くなる直前まで続き、3年生になると、「死ね!」、「消えろ!」などと頻繁に言われていたほか、傘でたたかれることもあったという。

審議会は、今回の調査結果をもとに学校の対応に問題がなかったかや女子生徒が亡くなったこととの因果関係などについて引き続き調査することにしている。

今回の調査結果について、亡くなった女子生徒の遺族は、弁護士を通じてコメントを出した。
この中で、遺族は、「娘が学校でいじめを受けていたことを思うと、大変つらい気持ちになりますし、何度も学校に伝えていたのにどうして止められなかったのだろうかという思いもあります。学校に対しては、今回のいじめの事実を正面から受け止めていただきたいと願うばかりです」と心境をつづっている。

その上で、「学校の問題点につきましては、現在、審議会で調査中と伺っておりますので、その調査を待ちたいと思います。真実が明らかになり、二度とこのようなことの起きないことを願います」と真相解明に向けた調査の徹底を求めている。

一方、女子生徒が通っていた中学校の校長がコメントを出した。

この中で校長は、「学校においていじめを早期に把握し、適切に対応することができなかったことに強く責任を感じております。生徒にとって本校が安全安心な居場所となり得ず、日々いじめに苦しみ、悲しみ、傷ついていたと思うと悔やんでも悔やみきれません。深くお詫び申し上げます」と謝罪したうえで「教職員一丸となっていじめ防止に取り組み、『今後、同じような人を二度とつくりたくない』という遺族の思いに応えていく所存です」としている。

また、広島市の糸山隆教育長は「このような事態が生じたことを重く受け止めるとともに、こうしたいじめを防ぐことができなかったことを申し訳なく思います」と謝罪したうえで、「このたび公表された内容、今後出される調査結果や答申などを踏まえながら、二度とこのような悲しい出来事が起こらないよう対策を強化していきたいと考えています」というコメントを出した。(NHK広島)

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2018年02月05日(Mon) 22:49












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