偽C型肝炎治療薬を持ち込んだ呉の夫婦に逮捕状

高額なC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が流通した問題で、東京都内の医薬品卸売業者に偽物を持ち込んだとして、警視庁生活環境課は1月26日、医薬品医療機器法(模造薬品販売・譲渡禁止など)違反容疑で広島県呉市の夫婦の逮捕状を取った。2人は別の事件で広島県警に逮捕・起訴されており、同課は公判の状況を踏まえたうえで、逮捕する方針。

同課によると、夫(43)と妻(49)は昨年1月4日、東京都千代田区神田紺屋町の医薬品卸売業「エール薬品」(昨年10月に廃業)に偽のハーボニーが入ったボトル2本を販売した疑いがある。また2016年に石川県の医薬品卸売業者にC型肝炎治療薬「ソバルディ」の本物が入ったボトル2本を無許可で販売した疑いもある。

偽造品はその後、奈良県の薬局や和歌山県の病院に流通。昨年1月10日に奈良県の薬局チェーン「関西メディコ」の系列店で購入したC型肝炎の患者が偽造品と気づき、問題が発覚した。

厚生労働省の調査で、偽物は全国で15本見つかった。大半はボトルが本物で、中身は市販されているビタミンのサプリメントや漢方薬だった。健康被害は確認されていない。問題発覚後、警視庁はエール薬品周辺の防犯カメラの画像を解析するなどして、偽造品を持ち込んだ男女の特定を進めていた。(毎日)
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