広島中央署現金盗難事件で事情聴取されていた県警捜査員が死亡していた

広島中央署で広域詐欺事件の証拠品として保管されていた現金8572万円が金庫から盗まれた事件は、10月8日で発覚から5カ月。広島県警は内部の事情に詳しい人物の犯行とみて捜査しているが、依然として容疑者の特定に至っていない。最後に金庫に現金があるのが確認された3月中旬以降、いつ盗まれたかも分かっておらず、捜査は難航している。

「県民から捜査はどうなっているのかとの問い合わせもある。一刻も早く犯人を見つけ、被害金を回収してほしい」。9月26日に開かれた県議会本会議で県議の一人が一般質問で県警の名和振平本部長に捜査長期化の理由をただした。

名和本部長は、署に出入りした人物への事情聴取や現場から採取した鑑識資料の精査、金融機関への事件前後の出入金に関する照会など捜査状況を説明し、引き続き解決へ全力を挙げると述べた。

一方、捜査関係者によると、同月中旬、事件に関与があるかどうか捜査を進めている内部の複数の人物のうち、県警の捜査員だった男性1人が自宅で亡くなった。男性は県警の聴取に関与を否定し、関与を裏付ける客観的な証拠も得られていない。死亡した詳しい原因は不明だが、自殺の可能性はないという。「男性に追加の聞き取りができなくなったが、捜査への影響は限定的」とする声も内部にはある。

県警は事件に関与した疑いあるとみる複数の人物の捜査を継続している。ただ、これらの人物が関わったことを示す証拠も得られておらず、捜査の長期化は避けられない。(中国)

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