広島初のクラブ「ポエム」が閉店

広島市中心部の老舗高級クラブ「ポエム」が17年6月末で閉店した。往年の利用者たちから惜しむ声が上がっているという。夜の社交場として65年にわたり、存在感を放ち、ドラマの撮影にも使われた名物店。中区銀山町のビルで、同店などクラブやラウンジ4店を営んでいたタカタ(中区)が業務を停止したのは6月30日。シャッターに閉店を知らせる紙が貼られ、翌日以降は立ち寄った取引業者たちが驚いたように見上げる姿があったという。

景気の低迷などで、業績が悪化し、同社は近く自己破産手続きに入る見通しだという。広島県社交飲食生活衛生同業組合の静村昭事務局長(60)は、「廃業は聞いていない」と驚く。「昭和から残っていた店は少なく、残念」と話す。

「ポエム」は1952年に創業し、広島で初めてクラブを名乗ったとされる。80年代には人気ドラマ「西部警察」のロケに使われるなど、広島の夜のにぎわいを象徴する店だったが、近年、企業が交際費を抑える中、利用者が落ち込んだ。

かつて店を訪れた人たちも残念がる。会社員時代に利用した男性(74)は、「経済界の情報交換の場。バブル期には客が帰る時にハイヤーが並んでいた」という。

広島経済同友会の森信秀樹特別幹事(64)は、「若いときに酒の飲み方を教わった店。大人の社交場がなくなるのはさみしい」としのんだ。(中国)




広島市クラブ「ポエム」


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