所持品検査で強引にズボンのポケットに手を突っ込むのは違法という判決

5年前、違法な薬物を所持していたとして逮捕され、その後、警察官の所持品検査が違法だったとして無罪判決を受けた女性が県に賠償を求めた裁判で、広島地方裁判所は「ズボンのポケット内に手を差し入れるなどの行為は、所持品検査として許容できる限度を超える」などとして、県に55万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

訴えを起こしていたのは広島市東区の女性で、5年前の平成24年に違法な薬物を所持していたとして警察に逮捕されたが、警察官が行った所持品検査が違法だったとして無罪判決を受け、県に2200万円の賠償を求めていた。

6月8日の判決で、広島地方裁判所の梅本幸作裁判官は「警察官が女性のズボンのポケット内に手を差し入れたり、手提げバッグを取り上げて中身を取り出し確認したりする行為は、重大なプライバシーの侵害で、職務質問の際の所持品検査として許容できる限度を超える」と指摘した。

そのうえで「違法な所持品検査に基づく逮捕も国家賠償法上、違法なものと認められる」として女性の主張を一部認め、県に対し、慰謝料など55万円の支払いを命じた。

判決について、広島県警察本部は「当方の主張が認められなかったのは誠に遺憾だ。判決内容を詳細に検討し、今後の対応を決めたい」とコメントしている。(NHK広島)
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