広島県で自殺相談が増加(2010年)

心の悩みの相談に応じる社会福祉法人「広島いのちの電話」に寄せられる自殺に関する相談が後を絶たないという。2010年は2120件と3年連続で増え、過去最多となった。不景気を背景に、失業や就職難をきっかけに死を考えるケースが目立っているという。同法人によると、2010年の相談総数は1万7229件で前年より624件増え、うち「生きる力をなくした」「死にたい」など、自殺に触れた深刻な相談は全体の12.3%を占めた。10年前の3倍近くとなっている。内訳は40代の531件が最多で、続く30代が508件。50代は428件と前年比で4割近く増えた。リストラや失業、職場での人間関係に加え、健康面に関する悩みが目立つ。20代は315件、10代後半を中心とする未成年は96件だった。

一方で、電話相談にはボランティア約160人で対応しているが、件数の増加に人繰りが追いつかないのが実情という。宮原直希事務局長は「誰かに話すだけで気持ちが落ち着き、自殺を思いとどまることもある。相談を受ける人材の確保が欠かせない」と協力を呼び掛けている。(中国新聞)


 
        「広島いのちの電話」への自殺の相談件数
広島自殺相談件数
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