広島中央署内で金庫から現金8572万円が紛失

5月8日夜、広島市の広島中央警察署で、詐欺事件の証拠品として金庫に保管されていた現金8500万円余りがなくなっていることがわかった。警察によると、8日午後8時ごろ、広島市の広島中央警察署で、金庫に保管されていた現金8572万円がなくなっていることに署員が気付いたという。なくなった現金は、詐欺事件の捜査で押収した証拠品で、警察は窃盗事件として調べている。

警察は、丸1日近くたった9日午後6時前になって、盗難があったことを発表したが、金庫の場所や、鍵がかかっていたかなど、詳しい状況は明らかにしていない。広島中央警察署は、広島市の中心部を管轄する警察署で、地上5階、地下1階建。

山田博實副署長は「警察施設内で盗難事件が発生したことはまことに遺憾です。捜査を尽くし、真相究明に努めたい」と話している。(NHK)



広島℃中央署 盗難事件



署長判断、担当外の会計課で管理

広島県警広島中央署の金庫に保管していた詐欺事件の被害金8572万円が盗まれた事件で、証拠品は事件の担当課で管理するのが原則だが、現金が多額のため、署長の判断で容量の大きい会計課内の金庫に入れていたことが分かった。現金の保管は一部の関係者しか把握していない一方で、会計課は課外の署員の出入りも比較的多く、県警は署員らに管理状況を聞き取るなど捜査を進めている。

県警によると、現金は同署1階の会計課にある金庫一つにまとめて保管しており、5月8日夜に課員が鍵を開けて確認したところ、なくなっていた。

捜査関係者によると、事件の証拠品は各担当課にある「証拠品庫」で保管するのが原則で、詐欺事件の証拠品の場合は上階にある刑事2課などで管理するはずだった。しかし、現金が多額で同課にある証拠品庫に収まらず、1階会計課の金庫での保管を署長が指示したという。

同課の金庫は、本来証拠品を入れるものではなく、遺失物などの貴重品を保管するものだった。この金庫の鍵は会計課内に保管され、保管責任者の会計課長以外の十数人の課員も場所を把握していたとみられる。会計課の部屋の扉にも鍵があり、勤務時間以外は施錠されていたという。

また、現金は、生前贈与を持ちかけ多額の現金をだましとったとして17年2月に検挙した詐欺事件の被害金で、以降署内で保管されていたことも判明した。高齢の投資家になりすまし、メールで生前贈与を持ちかけて手数料名目で現金をだましとったとして県警サイバー犯罪対策課と同署が男女5人を逮捕。被害総額は約1億6500万円に上るとみられ、その一部という。(毎日)



広島中央署 間取り図


大型連休中の犯行か、金の在りかを署内十数人が把握?

会計課の金庫は本来、遺失物などの貴重品を保管。金庫は差し込み式の鍵のほか、ダイヤルのロックも付いたタイプだった。鍵は会計課内に保管され、会計課長以外の十数人の課員も場所を把握していたとみられる。開けるには鍵の保管場所のほかに、ダイヤル解除の暗証番号を知っている必要がある。

会計課の部屋の扉は夜間や休日は施錠され、用事のある署員には当直の署員らが鍵を貸し出していた。平日は課員が頻繁に出入りしているため、県警は人目の少ない大型連休などに盗まれた可能性もあるとみて、署員に鍵の管理状況などを聴いている。

一方、署長交代などの際は証拠品の引き継ぎ作業を行う規定があり、今回盗まれた現金も3月21日付で着任した新署長らが保管を確認。同署では、この他に月に1回の点検も行っていたという。 県警は9日までに現場を検証し、金庫周辺の指紋や足跡などを採取した。(毎日)

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