朝日新聞阪神支局襲撃事件から30年 呉の墓に毎年墓参り

兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局に散弾銃を持った男が押し入り、記者2人が死傷した事件から5月3日で30年となり、呉市にある亡くなった記者の墓には朝日新聞社の幹部が訪れ追悼の祈りを捧げた。

昭和62年5月3日の夜、西宮市の朝日新聞阪神支局に散弾銃を持った男が押し入って発砲し、当時29歳だった小尻知博記者が殺害され、もう1人の記者が大けがをした。

「赤報隊」を名乗る犯人は、ほかの支局に爆発物を置くなどの犯行を繰り返したが、一連の事件は未解決のまま時効になった。

朝日新聞社では毎年、事件があった5月3日に幹部が小尻記者の墓参りに訪れている。事件から30年となった3日は渡辺雅隆社長など幹部7人が呉市川尻町にある墓を訪れた。そして、花を供えた後、線香をあげて静かに手を合わせ、追悼の祈りを捧げていた。

墓参りのあと、朝日新聞社の渡辺社長は「30年前、2人の記者に向けられた銃口は自由にものを言う権利をもつ一人一人に向けられたものだ。近年世界では自分たちと違う意見を言う人を排除する風潮が強まっていると感じることもあるが、議論を尽くし一緒に考えるのがメディアの仕事だ。小尻記者とご両親の無念な気持ちを胸に、ジャーナリストとして思いを新たに励んでいきたい」と話していた。(NHK広島)




朝日新聞阪神支局発砲事件


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