「第五北川丸」事故から60年慰霊祭

60年前、三原市の佐木島沖で、大勢の桜の花見客を乗せた旅客船が沈没して、死者・行方不明者が113人に上った海難事故の慰霊祭が4月12日に行われた。60年前の昭和32年4月12日、三原市の佐木島沖で、広島からの花見客など230人あまりを乗せた旅客船「第五北川丸」が岩礁に接触して沈没し、死者・行方不明者が113人に上った。

12日は、事故があった海域を見下ろす丘に建てられた慰霊碑に遺族や地元の人たち、およそ20人が集まり、慰霊祭が行われた。参加者は慰霊碑に花などを手向け、静かに手を合わせていた。この事故では定員の3倍の乗客を乗せていて、船室から逃げ遅れる人が出るなど安全管理に問題があり、被害が大きくなったとされている。

当時小学4年生で、一緒に船に乗っていた父親を亡くした兵庫県加西市の松尾三代治さん(69)は「よく生き残ったと思います。母子家庭となって苦労もありましたが、なんとか60年過ごせてきました。父親への供養のため、元気な間は毎年来たいです」と話していた。

当時、救助活動にあたった土森広光さんは「これだけ大きな海難事故があったことを次の世代に伝えることが大事だと思うので、今後も慰霊を続けていきたい」と話していた。(NHK広島)



第五北川丸 事故



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