「核兵器禁止条約」岸田外相、日本不参加を表明

ニューヨークの国連本部で核兵器禁止条約の制定交渉が始まり、日本の被爆者らが演説を行った。一方で、アメリカなどの核兵器保有国は参加せず、岸田外務大臣も「今後、この交渉へは参加しない」と明言した。核兵器を法的に禁止する初めての条約の制定交渉は、3月27日、115カ国が参加した。

交渉会議では、1歳の時、広島で被爆した藤森俊希さん(72)が演説し、条約の実現を訴えたが、アメリカなど核保有国は会議に参加しなかった。

「現実的にならなければなりません。北朝鮮が核兵器禁止条約に賛成するなんて、本気で思っているのですか」(アメリカ ヘイリー国連大使)



ヘイリー国連大使


一方、唯一の被爆国でありながらアメリカの「核の傘」のもとにある日本は、高見澤軍縮大使が初日の会議で演説したが、「現状では交渉に参加できない」と表明した。これに対して、被爆者の藤森さんは、核保有国が参加しなくても、「だからと言って放置しておくのはもっと悪い」と話した。

「核兵器国と非核兵器国の対立を一層深めるという意味で逆効果にもなりかねない。今後、この交渉へは参加しない」(岸田文雄 外相)

こうした中、岸田外務大臣は核兵器禁止条約交渉について「参加しない」と明言したうえで、核兵器国と非核兵器国が参加する枠組みで努力することが「現実的であり核兵器のない世界への最短の道と信じている」と強調した。また岸田氏は、アメリカのトランプ政権で核軍縮後退の懸念が強まる中、アメリカにも責任ある対応を求めたいという考えも示している。(JNN)



岸田外務大臣 核交渉

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