広島の反核運動団体だけが知っている「ネバダ・デー」

27日はアメリカのネバダ核実験場で最初の核実験が行われてから、ちょうど60年にあたるということで、広島市の平和公園では、県原水禁が核廃絶のアピールを行ったという。1月27日は「ネバダ・デー」と呼ばれ、世界の反核団体が共同して運動を行う日。「核兵器廃絶はたやすく実現できる課題ではありません。しかし、その流れは絶ちえたわけではありません」(アピール文を朗読)

60年の節目に、広島の団体が危機感を露わにするのには訳があるという。原爆資料館の壁を埋めているのは、歴代の広島市長が世界各国の核実験に対し送った抗議文。その最新の1枚がアメリカのオバマ政権が去年9月、ネバダ実験場で実施した臨界前核実験に対する抗議文。この抗議に対し、アメリカのオバマ政権は、今月「核抑止力の維持に触れたプラハ演説の通り実験を実施した」という回答を寄せた。さらに、核を搭載できる無人爆撃機の開発も発表し、オバマ大統領の唱える「核なき世界」への疑問が広島で広がっている。

ネバダ・デー2


「このまま放置しておけば、やっぱり核拡散ということが非常に拡大をする可能性が強くて、市長選挙では、率直に言いまして、あまり期待してませんね。そんな議論がたぶんそれほど出ない」(県原水禁 横原由紀夫 元事務局長)。「例えば、あの、オリンピックなんかじゃなくてね、もっと広島が出来ることというのは、被爆の実相をちゃんと伝える」(韓国の被曝者を救援する会 豊永恵三郎 広島支部長)。

参加した人たちは、核実験の全面禁止と核兵器禁止条約の実現を訴えるアピールを採択したが、被爆国の日本でさえ、国際環境の悪化でアメリカの核抑止力への依存が強まる中、どう廃絶の道筋を探るか、広島の反核運動は厳しい時代を迎えている。(RCC)


ネバダ・デー1

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