福山友愛病院が在庫処理のための薬を患者に実験投与

精神科治療を行う広島県福山市の福山友愛病院(361床)が16年11~12月、統合失調症などの患者6人に本来は必要のないパーキンソン病の治療薬を投与していたという。病院を運営する医療法人「紘友会」の末丸紘三会長の指示による投薬で、病院側は「使用期限の迫った薬の在庫処理がきっかけの一つ」と説明。患者の一人は投与後、嘔吐し、体調不良となっていた。

病院によると、末丸会長は病院で精神科医としても勤務しており、16年11月28日~12月6日、主治医に相談せず、パーキンソン病の治療薬「レキップ」の錠剤(2ミリ・グラム)を統合失調症などの患者6人に投与するよう看護師に指示し、複数回飲ませた。また末丸会長は、通常の8倍の投与量を指示していた。(読売)


末丸医師辞職

薬剤師から指摘を受け、病院で調査委員会を設けて調べたところ、末丸医師は、当時、「レキップ」70錠の使用期限が迫っていたことを知ったことがきっかけだったと認めているが、「パーキンソン病の症状が見られたため、改善できると思った」と話したという。
患者6人に「レキップ」があわせて62錠投与され、このうち35錠については期限切れだった。調査委員会では薬の投与が不適切だったと認定し、末丸医師は先週、辞職したという。

末丸医師は福山友愛病院の創立者だったということで、調査委員会では通常と異なる処方をする際には倫理委員会で審査を受けるなどの対策をまとめ、再発防止に努めるとしている。(NHK広島)




福山友愛病院

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