臨海学校の遠泳中に心肺停止・死亡した事故で学校側に3500万円の損害賠償

2008年、福山市内の私立小学校に通う小学5年生の女子児童が、臨海学校の遠泳中に死亡した事故を巡り、遺族が学校などに損害賠償を求めていた裁判で、6月22日、広島地方裁判所福山支部は学校側の監視体制の不備を認め、およそ3500万円の支払いを命じた。

この裁判は2008年7月、岡山県笠岡市沖で、福山市の私立・暁の星小学校に通う小学5年生の女子児童が、臨海学校で実施された遠泳の授業中に心肺停止状態となり、2日後に死亡した事故を巡るもの。刑事事件として、2012年に岡山地方検察庁倉敷支部が死因は『病死』として不起訴と判断。これを受け、遺族側が事実を明らかにして欲しいとして、監視体制などの不備を訴え、学校を経営する学校法人や校長に対し、損害賠償を求めていた。

今日の判決で、広島地裁福山支部の古賀輝郎裁判長は鑑定の結果、死因は『溺死』と判断できるとした上で、「水泳練習中の適切な監視体制の構築を怠っていた」などとして、学校法人側におよそ3500万円の支払いを命じる判決を言い渡した。両親は代理人を通じ「娘の命は救うことができたのだと思うと非常に悔しい。学校は判決を真摯に受け止め、二度と事故が起こらないよう安全管理を徹底して欲しい」とコメントした。学校側は過失はないとして控訴する方針。(TSS)
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