広島中3自殺 女性担任は病欠不登校 号泣き校長は定年退職

週刊文春によると、広島県府中町立府中緑ヶ丘中学校で15歳の生徒が自殺した問題で、担任は未だに学校に来ていないという。理由は病欠だという。以下、記事から引用。


Aくんの両親の代理人を務める武井直宏弁護士が改めて強調する。「家族や友人との関係はとても良好でした。自殺の理由は、やはり誤った進路指導以外に見当たりません」。

昨年11月から行われていた進路に関する個人面談で、Aくんはベテラン女性担任のX教諭から、志望する私立校への専願ができないと告げられていた。判断材料となったのは、Aくんが中一の時に万引き行為をしたという、全く濡れ衣誤記録。

X教諭は曖昧なやりとりから、Aくんが過去の非行を認めている前提で進路指導を続けてた。

Aくんの第一志望は公立校で、私立校はいわば滑り止めだったが、本番を前に思わぬ形で受け皿を奪われた動揺は想像に難しくない。

「Aくんが公立校を志望していることは周囲もみな知っていました。彼の成績や日頃の態度からしても、私立校の専願を蹴られるのはあり得ないことでしたし、人知れず苦しんでいたのかも知れません。同級生によれば、進路の悩みは基本的にも相談しづらいそうです。亡くなる当日、Aくんは学校で友人と写真を撮っていますが、その表情からも自殺の前兆や兆候は感じられなかったといいます」。(同前)

学校や生徒によれば、Aくんの学年は、一年時に問題行動が多発したという。同級生の一人が語る。

「最終的にはよくなったんですけど、僕たちは学校から”問題の多い学年”扱いされてきました。修学旅行でも、何を起こすか分からないからと、旅行プランに座禅が組み込まれました」。

無論、Aくん自身に非行歴はなかったが、学校に対しては「どうせ先生に言っても聞いてくれない」と諦観をもっていたことが分かっている。自宅で命を絶ったのは、進路を巡る三者面談の当日だった。

「進路を妨げる処分をしていながら、学校には進路指導や面談の客観的な記録が残されていません。これでは指導の適切性もチェックできない。15歳にとって高校受験が持つ重みに対して、学校側の対応があまりにも軽すぎます」(前出・武井弁護士)

地元メディアの記者もこう指摘する。

「そもそも、万引き事件は別の生徒が起こしたものでしたが、伝達過程で誤ってAくんの名前がパソコンに入力された。さらに2日後の職員会議で、その誤りが指摘されたにもかかわらず、元データは未修整のまま残され、進路指導の材料にされています。学校全体の杜撰な管理体制が積み重なった悲劇です」。

だが、メディアの前で「全責任は私にある」と涙ながらに謝罪していた同校の坂元弘校長は、発覚から1カ月足らずで定年退職。すでに同校を去っている。

一方、担任のX教諭は真実が公表された3月8日から学校に来ておらず、Aくんを含む教え子らの卒業式も欠席した。

町教委によれば、新年度が始まった現在も病欠中で、復帰の予定は見えていないという。
(5月5日・12日号 週刊文春)

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