日本郵船の船が福山の鞆の浦―走島の海底送水管を切断、100メートル分紛失

広島県福山市の走島で3月に断水があり、市が原因を調査した結果、同市の景勝地「鞆の浦」から島へ引かれた海底の送水管が切断されていたことが4月4日分かったという。市は福山海上保安署へ被害届を提出した。

市によると、送水管は全長約6キロ、直径約150ミリの鋼管。切断箇所は島と鞆の浦のほぼ中間の沖合約3キロの地点で、送水管約100メートル分の行方が分からなくなっているという。管は水深約20メートルの海底に埋設されていたが、一部が海底に露出し、本来の設置場所から150〜200メートル東へ移動していた。市は、老朽化による破損とは考えられず、人が切断した可能性があるとしている。(時事)


送水管切断は日本郵船の船

今年3月、福山市沖合の走島で島につながる送水管が切断された問題で、大手海運会社の日本郵船は5月6日会見を開き、送水管を切断したのは、日本郵船の運搬船とみられると発表し関係者に謝罪した。福山市役所で開かれた会見には日本郵船の田澤直哉副社長など3人が出席した。

それによると、今年3月20日午後5時前に、日本郵船が運航する「新平隆」(10万2200トンあまり)が鉄鉱石を積んでブラジルから福山港に向かう途中の走島の沖合で、いかりを下ろす準備作業をしていたところ、いかりが海底に達して送水管を破損したとみられるという。

フィリピン人の船長は送水管を傷をつけないよう、いかりを海面より高い5メートル程度下ろすよう指示したものの、乗組員に正確に伝わらず、海底まで下ろしてしまったという。

福山海上保安署の指摘を受けて、乗組員への聞き取りや船の運航記録などを調査して分かったもので、今後、損害賠償などにも対応していくとしている。

日本郵船の田澤直哉副社長は「生活に欠かせないインフラを破損したという重大な結果を真摯に受け止め、ご迷惑をおかけした住民や関係者の皆様に心からおわび申し上げます」と謝罪した。

福山市の羽田あきら市長は「走島の住民の皆様が安心して暮らせるよう、1日も早い送水管の本格的な復旧に向けて引き続き全力で取り組んで参ります。今後、日本郵船との協議を進めるとともに、関係機関との連携を図ります」とするコメントを出した。(NHK広島)
関連記事

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL