介護老人施設の設計ミスで設計会社に賠償判決

広島市に開業予定だった介護老人保健施設が、耐震強度の不足から開業できなくなったのは、設計や建設に問題があったからだなどして、医療法人が設計会社などに対しおよそ20億円の損害賠償を求めていた裁判で、広島地方裁判所は設計会社の責任を一部認め、7900万円あまりの支払いを命じる判決を言い渡した。

広島市にある医療法人「ワカサ会」は6年前、西区に開業を予定していた介護老人保健施設が法律で定められた耐震強度を満たしていなかったとして、広島市から建築確認を取り消された。これについてワカサ会では設計や建設に問題があったなどとして、大阪の設計会社「グリーンホスピタルサプライ」のほか、建設会社や民間の検査機関あわせて3社に対して、およそ20億円の損害賠償を求める訴えを起こしていた。

3月30日の判決で広島地方裁判所の末永雅之裁判長は「構造設計に瑕疵が生じていて設計会社として注意義務を怠った」などと訴えの一部を認め、グリーンホスピタルサプライに対し7900万円あまりを支払うよう命じた。一方、建設会社や検査機関に対する訴えは退け、逆に建設会社が医療法人に対し未払いの請負代金など5億3000万円あまりの損害賠償を求めていた訴えについては、契約に基づく報酬だとして全額を支払うよう命じた。(NHK広島)

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