検定途中の教科書閲覧問題で広島県内の教育長など50人が金品を受け取っていた

教科書会社が教員などに検定途中の教科書を閲覧させたり、金品を渡したりしていた問題で、広島県内では教育長や校長など50人が金品を受け取っていたという。この問題は、小中学校の教科書を作る12の会社が、外部に見せることを禁じられている検定途中の教科書を、教員などに閲覧させたうえで、金品を渡すなどしていたもので、文部科学省は全国の都道府県に調査をするよう求めていた。県教育委員会は3月15日、記者会見を開いて調査結果を公表した。

それによると、今年度までの6年間に、検定途中の教科書を閲覧していた教育長や校長、それに教頭や教員はあわせて114人いて、このうち50人が金品を受け取っていたという。

金品は、現金や図書カード、それに教科書の現物で、最高で現金2万5000円が謝礼として渡されていた。中には、教科書会社の担当者が、ある自治体の教育長の自宅を訪れて金品を渡していたケースもあったという。

また、研究会という名目で、検定途中の教科書を教科書会社が閲覧させた時の交通費や宿泊費として現金を受け取っていた教員は39人いて、その際に弁当などの飲食の提供を受けたのは21人だったという。

また、当時、教科書の採択に関わる立場だった教員が30人含まれていて、金品や飲食の提供を受けた会社の教科書を採択したケースが6例あり、そのうちの3例ではそれまで使っていた教科書から変更されていたという。

県教育委員会では複数の教員で作業を分担しているので、採択の判断には影響していないとしている。一連の調査はこれで終わり、今後は県教育委員会などが処分の検討をはじめるとしている。(NHK広島)
関連記事

Comment













非公開コメントにする
Trackback

Trackback URL