福山駅南口再開発計画がとん挫

福山駅南口の「伏見町市街地再開発準備組合」が解散の方針を固めたという。背景には、JR福山駅前の集客力低下があるという。大規模な商業施設の誘致に行き詰まり、区域を一体的に開発する手法にも限界が見え始めていた。組合設立から30年。地権者や地元住民は残念がる一方、従来の手法とは違った新たなまちづくりへの期待も出ているという。

組合は約2.5ヘクタールの再開発区域に商業施設やマンション、ホテルなどを整備する構想を描いたが、核テナントとなる大手流通業者との交渉は難航。活動資金も少なくなる中、解散の方針を固めたとみられる。

組合は1986年設立。90年には核テナントとして百貨店の「そごう」の入居が固まったが頓挫。アーバンコーポレイションなどを事業パートナーとする計画も、同社の経営破綻などで09年に行き詰った。その後も商業施設やホテル、マンション、広場、駐車場を約2.5ヘクタールの再開発区域に一体的に整備する案を検討し、核テナントとして、複数の商業施設と誘致交渉を続けてきたが、事業パートナーの辞退が相次いだ。12年1月には駅前の商業ビル「キャスパ」が閉館。郊外に大型店が増える中、駅前の集客力は下がっていった。

組合関係者は「身の丈にあった再開発が必要。区域を複数に分けて柔軟に開発する方法もある」と指摘する。地権者の男性は「解散は突然の知らせで驚いた。地元住民と市、企業がもっと自由に話し合う場が必要だ」と求める。(中国)




福山駅 伏見町地区
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