サンフレッチェ広島勝ってもサッカースタジアム建設は宇品へと向かう

2月20日、富士ゼロックススーパー杯2016が日産スタジアムで行われた。昨季のJリーグ王者のサンフレッチェ広島と天皇杯覇者のガンバ大阪の間で戦われ、サンフレッチェ広島がガンバ大阪を3-1で下した。広島は2014年大会以来、2年ぶり4度目の制覇になった。

今季についても広島の強さが示せれば、サッカーファンが希望するサッカースタジアムの建設地について、旧市民球場跡地になる可能性もあると思っていたが、すでに南区宇品の「広島みなと公園」で話が進んでいる模様。


サッカースタジアムの建設予定地については、広島県、市、広島商工会議所の作業部会が、事業の実現可能性について調査している。


建設費は「広島みなと公園」が80億円安い

建設整備費についてはスタンドを3万人規模とした場合、旧市民球場跡地が260億円みなと公園が180億円で、みなと公園の方が球場跡地よりも整備費が80億円下回るという。

その理由について作業部会では、球場跡地は原爆ドームが近いことから高さ制限があり、7.3メートルの地下に掘り込むのに100億円近い費用がかかるとしている。

年間の集客数は、旧市民球場跡地が45万6000人みなと公園が41万1000人で、アクセスのよい球場跡地の方が多くの観客が訪れるとしている。


「広島みなと公園」でも渋滞しない

みなと公園にした場合は渋滞対策が課題になると指摘されていた。作業部会が行った解析結果によると、シャトルバスの運行に加えて路面電車の輸送能力を今のおよそ3倍に増強するなど、公共交通機関で1時間に1万7000人を運べると仮定して、来場者が3万人と1万8000人の場合に分けて計算したという。

それによると、一度に訪れる自動車の台数は3万人の場合が3000台、1万8000人の場合は1000台となるが、ハード面の対策や信号の調整を行えば、公園北側の国道2号線については円滑な交通処理が可能になり、渋滞はしないという。

一方で、「霞庚午線」については一部で渋滞が発生するため、広島高速道路の活用を呼びかけたり、退場経路を誘導したりするなど、対策が必要だとしている。

県と広島市、広島商工会議所の3者は、サッカースタジアムの建設候補地として挙げている2カ所のうち、南区の宇品地区にある「広島みなと公園」を、広島市中心部の「旧広島市民球場跡地」よりも優位と位置づけている。


今回発表された広島行政による調査・見積もり額や数字についての信憑性については別にして、マツダスタジアムを広島駅南側の徒歩圏に建設したのだから、サッカースタジアムは広島駅北側の開発地に建設するのがベストだと思っていたが、その頃はサンフレッチェ広島もどうなるのか分からない状況でもあり、今となっては時すでに遅し。


広島市の都市計画やり直し!

そもそも論であるが、旧市民球場跡地の活用問題で、あらためて都市計画図を見ることにした。すると旧市民球場跡地は「第二種住居地域」で容積率200%の地域だ。都市計画法でいうと主に住居の環境を保護するために定める地域となっている。なぜこんな場所が住居系に指定されているのか、なぜ容積率がたったの200%なのか疑問だ。こんなことで市の発展による税収の確保など妄想に過ぎない。

この無駄に川が多いデルタ地形の広島市は、交通アクセスを不便にしている。日本の主要な都市と比べると、その差は明らか。土地が無いなら川を2、3本埋め立てるぐらいの発想が必要だ。広島市は都市計画を根本的にやり直しをすべきだろう。



旧市民球場跡地

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