広島修道大学生病死から一転インスリン注射による強盗殺人で男を再逮捕

広島市安佐南区で2015年6月、男子大学生が変死体で見つかった事件で広島県警は2月18日、別の詐欺事件で逮捕していた広島県安芸高田市甲田町高田原の無職山本勝博容疑者(43)が学生を殺害し、金を奪った疑いが強まったとして、強盗殺人容疑で再逮捕した。

県警によると、山本容疑者は昨年6月ごろ、約100万円の返済を免れるため、広島市安佐南区長楽寺の大学生佐藤裕樹さん(当時24)に抗うつ剤などの薬剤を服用させたり、注射したりして風呂場の浴槽につけて殺害し、現金数万円を奪うなどした疑いがある。


広島修道大学4年死亡

佐藤裕樹さん(24)



県警によると、自宅で死亡していた大学生には目立った外傷がなかったため、当初は病死の可能性が高いとみていた。その後不審な点が見つかり、交友関係などを捜査していたところ、別の詐欺事件で逮捕した山本容疑者が事件への関与を供述したという。2人は約5年前に同じ病院に入院していて知り合ったという。警察は犯行に至った経緯や動機を追及する方針。(朝日、毎日)



安芸高田市 男子大学生殺害

山本勝弘容疑者

山本勝博容疑者




山本勝博容疑者(43)=詐欺罪で起訴=は、殺鼠剤(さっそざい)や睡眠薬などを投与して意識がもうろうとした男子大学生を、水を張った浴槽に入れて殺害し、現金を奪った。県警捜査1課によると、殺害されたのは広島市安佐南区の広島修道大4年、佐藤裕樹さん(24)。

佐藤さんは15年6月、自宅アパートの浴槽で死亡しているのが見つかり、県警は病死の可能性を含め捜査。司法解剖で死因は分からなかったが、普段は服用していない薬の成分が検出された。

2人は6年前、三次市内の入院先の病院(三次中央病院)で知り合った。山本容疑者はその後、佐藤さんのアパートに出入りしていた。

山本容疑者は事件の1カ月前に「もうけ話だ」と佐藤さんに株の購入を持ちかけた。山本容疑者は、佐藤さんから借金の返済を何度も迫られ、「殺そうと思った」と供述している。県警は、佐藤さんから現金100万円をだまし取ったとして、7日に詐欺の疑いで山本容疑者を逮捕。同容疑者は「金の返済をしつこく迫られ、死なせようと思った」と供述し、殺害を認めたという。

山本容疑者は両親と3人暮らし。高校を中退後、原因不明の足の病気を患い、入退院を繰り返していた。安芸高田市内のガソリンスタンドで勤務していた時期もあったが、病気が理由で辞めたという。

再逮捕容疑は、昨年6月ごろ、複数回にわたり、佐藤さんに殺鼠剤や睡眠薬、抗うつ剤などを服用させ、インスリン製剤を注射。同23日、佐藤さんを浴槽に入れて殺害し、数万円を奪ったとしている。佐藤さんは1人暮らしで、家族が昨年6月28日、裸のまま、うつぶせで死亡しているのを発見した。


インスリンもらった

だまし取った金の返済を免れる目的で、知人の大学生に抗うつ剤を飲ませ、インスリン注射をするなどして殺害したとして安芸高田市の43歳の男が強盗殺人の疑いで逮捕された事件で、警察の調べに対し、男は「『体が痛い』と言うので知人からもらったインスリンを『痛み止めだ』と言って注射した」と供述しているという。

安芸高田市の山本勝博容疑者(43)は去年6月ごろ、広島市安佐南区の大学生、佐藤裕樹さん(当時24)の自宅アパートで、佐藤さんからだまし取った100万円の返済を免れるため、複数回にわたって抗うつ剤などを飲ませてインスリン注射をしたあと、浴槽に入れて殺害したなどとして2月18日、強盗殺人の疑いで逮捕された。

警察によると、2人は6年前にけがや足の病気で入院していた病院で知り合い、これまでいずれもインスリンを処方されたことはなかったというが、調べに対し、山本容疑者は「佐藤さんが『体が痛い』と言うので、知人が処方されたインスリンをもらい『痛み止めだ』と言って注射した」と供述していることがわかった。警察は山本容疑者がインスリンを投与すると意識がもうろうとなるおそれがあることを知った上で痛み止めと偽った疑いがあるとみて捜査している。(NHK広島)

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