仕事をしない「国会議員トリプルゼロ」は広島6区にもいた

週刊朝日が2016年1月に報じた「国会議員のトリプルゼロ」とはいったい何なのか。同誌が「国会議員三ツ星データブック」を発行するNPO法人「万年野党」の協力で衆参全議員の国会(2014年12月~15年9月)での質問回数、議員立法発議数、質問主意書提出件数を調査したという。すると「トリプルゼロ」議員が65人もいたという。そこには大物議員の名が連なっていたという。以下、記事を引用してみたい。


国会議員1人当たり約2千万円の給料、文書通信交通滞在費、秘書給与など年間約1億円の税金が支払われている。その対価としての重要な仕事が立法だ。唯一の立法機関である国会での活動を調べれば、各議員の仕事ぶりがわかるはずだ。

さらにトリプルゼロ議員全員にアンケートを送り、その言い分を尋ねた。

65人中、多数を占めたのが自民党の54人だ。14年10月に「政治とカネ」の問題、「うちわ」問題で当時それぞれ閣僚を辞任した小渕優子氏松島みどり氏、昨秋、総裁選出馬断念に追い込まれた野田聖子氏、すっかり影が薄くなった石原伸晃&宏高兄弟、安倍晋三首相の弟、岸信夫氏らがエントリーした。

松島氏はアンケートに対して「委員会への法案提出に関して、責任をもって対応、取り組んできた」と釈明するが、いったい何に取り組んできたのか、具体的な活動は見えてこない。

昨年10月の内閣改造で入閣した河野太郎・行革相高木毅・復興相森山裕・農水相もトリプルゼロ議員に名を連ねる。

(中略)

ジャーナリストの磯山友幸氏は「首相経験者ら大物は質問しないという慣習があります」という。

自民党税調のドンだった野田毅氏、総務会長の二階俊博氏、民主党の首相経験者、野田佳彦氏もトリプルゼロだった。回答した野田佳彦氏は質問に立たなかった理由を「所属している懲罰委員会では、昨年質疑は一度もなかったため」としたが、同委員会に属するのは大物ばかりで、ほとんど開かれていない。

対照的なのは、同じ民主党の首相経験者の菅直人氏だ。原子力問題調査特別委員会で2度、予算委員会で1度、原発問題について質問した。その理由を菅氏に聞いた。

「首相経験者は質問しないなんて、奇妙な話だよね。国会議員を継続している以上、さまざまな課題に取り組むわけだから、国会質問する機会を活用するのは当然のことです。私の場合、福島第一原発事故を総理として経験した者として、脱原発を実現することが使命だと考えています」

9月3日の原子力問題調査特別委員会では、東京電力の広瀬直己社長に事故直後のテレビ会議の様子をすべて公開するよう迫った。

「全部公開しているとウソばかり言うが、自分たちの都合のいい部分だけです。私は市民運動から政治家になったので、原点に戻ってこの問題に取り組みたい」

トリプルゼロ議員の大物は元代表クラスでは小沢一郎氏亀井静香氏らもいた。

磯山氏は言う。

「質問しないのなら早く引退するべきだ。国会議員ならば、国会での議論を重視すべきです」。
 
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