組体操事故問題で広島県教委の道徳教材批判され削除

広島県教育委員会が1月末、組み体操中の事故を題材に「許し合うことの大切さ」をくみ取る目的で作られた道徳教材をホームページから削除していたことが2月5日、分かった。組み体操による事故がクローズアップされる中、識者から「児童の不注意で事故が起きたかのような記述は不適切」などの批判が相次いだためだという。県教委は「教材の狙いとは違う部分で批判された。事態を収めるために削除した」と説明している。

削除したのは、2002年に県内の小学校教諭が自作した小学高学年向け読書教材。翌年冊子化されて県内の小学校に配布され、県教委のホームページ上でも公開された。

教材は、小学6年の児童「つよし」が運動会前日の組み体操の練習中に転落し、骨折する場面から始まる。その後、同級生の「わたる」が最初にバランスを崩したとつよしに明かす。つよしの母親が、わたるに「自分を責めず、つよしの分まで頑張って」と声をかけ、運動会に参加できなくなってふて腐れるつよしにも「一番つらい思いをしているのは、わたる君だと思うよ」と呼びかける内容だ。

県教委は「謙虚な心を持ち、自分と異なる意見や立場を大切にしようとする心を育てるもの」と教材の狙いを説明。教材を活用した学校からは「運動会の前に学習したため、真剣に取り組めた」など肯定的な意見が複数寄せられていたという。

しかし最近、全国の小中学校で組み体操による事故が起きていることが問題化。1月になって急きょ、文中に教師や学校が登場せず、事故の原因も明らかにされないことに対し、識者らから疑問の声が上がり始めた。

小中学生の組み体操の都道府県別負傷率を調べている大阪経済大の西山豊教授(数学)は1月5日、「学校の安全対策の不備で事故が起こる現実を踏まえていない」などとして県教委に削除を要請。さらに1月26日、首都大学東京の木村草太准教授(憲法)もネット上のコラムで批判し、他にも電話やメールで批判的な意見が相次いだため、県教委は1月28日、教育長らと協議し、削除したという。

西山教授によると、2012、13年度の2年間で、広島県の小中学生544人が組み体操で負傷し、うち116人が骨折などの重傷だったといい、「教材は現実を無視して事故を子どもに解決させるという大人の残酷さを示している」と指摘。木村准教授は「組み体操中の骨折事故を道徳の教材として扱うこと自体が問題で、昔だから許されたという話ではない」と話す。県教委の担当者は「10年以上前に作られた教材が急に批判され、困惑している」と吐露したという。(毎日)



組体操



今回の問題とは少し性質が異なるが、体育祭などで応援歌を大声で歌うことを強要されることも問題に思う。その光景とは、3年生は1、2年生をグランドに整列させ、直立させた下級生に対して、「大声を出せーや!!」と怒鳴り散らし、罵声を浴びせて大声で歌わせるのだ。3年生は整列させた1、2年生の間を見回る。時にはこそーっと下級生の背後にまわって聞き耳を立てる。少しでも手を抜いて歌っていると、「わりゃあ!なめとるんか!?」「しゃんと歌えーやぁ!」などと執拗に罵倒し説教する。たぶんアゴがしゃくれた山岡だ。こいつは陰湿で意地が悪いやつだったからな。

直立不動で言われるがままの下級生たちは声がガラガラに枯れてしまうが、この行事は全員が体験しなければならない。3年生は少しでも態度が悪い下級生を見つけると、列から連れ出し、2、3人がかりで執拗に説教だ。さらに態度が悪いと夕方呼び出してまた説教だ。そんな光景はありふれていたが、それはいじめそのものだったように思う。

これをやられた下級生たちは3年生になったとき、同じように1、2年生に対して行うのだ。何のために行うのか。気合を込めるためか、精神修行のためか、団結力を養うためのものか、上下関係の規律を植え付けるためのものか。しかし、この体験は社会に出ても何の役にも立たなかった。
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