広島城北高校いじめ退学処分は違法判決

広島市内の私立高校の元男子生徒2人が、同級生へのいじめに関わったことを理由に退学処分を受けたのは違法だとして、高校に対し賠償を求めていた裁判で広島地方裁判所は、「退学処分は違法だ」として、訴えの一部を認め賠償を命じる判決を言い渡した。

広島市東区にある広島城北高校に通学していた元男子生徒2人は、同級生が他の生徒にたたかれている場面などを、スマートフォンで撮影して閲覧できるようにするなどのいじめに関わったとして一昨年、高校から退学処分を受けた。

これに対して2人は、「いじめに関わっていない上、高校が弁解を聞かずに退学処分にしたのは校長の裁量権を逸脱しており違法だ」などとして550万円の賠償を求めていた。

1月22日の判決で広島地方裁判所の龍見昇裁判長は、「2人は同級生へのいじめを容認し助長する行為をしたが、関与の程度は必ずしも大きくない」と指摘した。その上で「高校が十分な事実調査や指導などを行わずに退学処分にしたのは、校長の裁量権の範囲を逸脱していて違法だ」などとして訴えの一部を認め、高校に対し2人にそれぞれ165万円の賠償を命じる判決を言い渡した。広島城北高校は「判決の内容を精査した上で適切に対応していきたい」とコメントしている。(NHK広島)
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