中国地方の貸し切りバス違反277件、処分・警告59社

長野県軽井沢町のバス転落事故で、バス運行会社のずさんな運行管理が明らかになる中、過去5年間に行政処分・警告を受けた中国地方の貸し切りバス事業者は延べ59社あり、違反は計277件に上ることが中国運輸局のまとめで分かったという。国の基準の下限額の約半分の料金で受注する悪質な例もあり、事故を受け運輸局は緊急監査を始めた。

中国運輸局は2011年から2015年度の違反状況をまとめた。違反した59社の県別内訳は、広島が25社で最も多く、次いで山口が11社、島根が9社、岡山が8社、鳥取が6社だった。

違反件数の年度別では11年度78件、12年度45件、13年度11件、14年度69件、15年度(1月20日現在)74件だった。

違反内容の最多は、点呼関連の65件で、このうち未実施が26件、記録不備が39件。

中国地方の貸し切りバス事業者は13年度末で336社で、規制緩和前の1999年3月末から65社増加。

中国バス協会(広島市東区)の西川専務理事は「指導不足の面もあり、順法意識の向上をさらに図る」とした上で、「過当競争で一部業者は安全面にコストをかけにくくなっている。基準を下回る価格を求める発注者もおり、国には指導強化を期待したい」と話す。(中国)
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